【NY株式市場大暴落】マークス、NY史上最大下げ幅更新の市況と投資状況を確認する。

投資戦略
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■3度目のサーキットブレーカー(CB)発動と史上最大下げ幅記録の原因

マークスです。

昨夜のNY株式市場は開場直後から3度目となるCBが発動し、15分間の取引停止後も大量に売りが入り暴落。時間外取引でもCB発動が確認されていましたが、開場直後もCB発動となりました。

下げ幅は史上最大を更新し前週末比$2,997.10安の$20,188.52、下落率は12.93%と Level2となる 下落率13%までギリギリの水準となり引けました。

VIX指数(恐怖指数)の終値は82.69と過去最高水準となっています。大幅下落にも慣れてきていましたが、流石に愕然とする状況ですね。含み損も大きく膨らみ悪夢のような一晩でした。

今回の暴落の発端は、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染拡大対策の一環として指針を強化、10人以上の集会や不要不急の旅行、レストランやバーでの飲食を避けるよう促したと共に、米経済がリセッションに陥る恐れがあるとの見通しを述べたことに起因します。

ホワイトハウスでの記者会見では新型コロナウイルスの米国での最悪期が7月か8月、それよりも遅い時期になるかも知れないと発言しています。

一方、国立衛生研究所(NIH)が新型コロナウイルス感染症のワクチン候補を評価する初の人間への臨床試験が、米シアトルで始めたことを発表しており、最初の被験者は治験用ワクチンを今日、受け取ったと述べています。

 しかし、すべてが計画通り進んだ場合でも、ワクチンが利用可能になるまでには1年~1年半かかるとの見通しを示していることから、来年の春から夏にかけてまでは、米国株式市場は乱高下を繰り返すと予想されます。

週足チャートを見るとローソク足の本体では窓を開けていますが、長いヒゲで窓は塞がっており、昨日のローソク足の下ヒゲは殆どないことからVIX指数の高さを含めて考えると、まだ下落する可能性が高い状態と言えます。

残念ながら、まだ底打ちの気配が感じられる状況ではありませんね。

■マークス、投資状況を確認する。

マークスは昨夜、開場前にMCD(マクドナルド)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、プロクター&ギャンブル(PG)を指値発注していました。結果、MCDとJNJが刺さり、購買に至っています。

JNJは手数料、税込みで$123.41で9株、MCDは$155.77で6株の購入となりました。PGは$2弱及ばず、指値発注継続中です。

MCDは前日比-$28.12/-15.88%で$149.01まで急落しています。

これは、昨日、マクドナルドが店内飲食を中止し、ドライブスルーでの提供のみ行うと発表したことに起因しており、売上減に繋がると、これを嫌気してタイミングの悪さも手伝って売られたと考えらえます。

しかし、フランチャイズ収益が主力となるビジネスモデルであることから、減益は限定的となると思われますので、売られすぎであると考えるのが自然です。まあ、状況的にMCDに限ったことではありませんが。

一方、スターバックスも同様の商品提供スタイルを発表していますが、こちらは実店舗での収益となりますので、かなりのダメージがあると想定されます。厳しい状況が暫く続くことが考えられると言うことです。

保有銘柄騰落率

3月17日現在の平均購買株価との騰落率を見ると総平均でXOM(エクソン・モービル)とWFC(ウェルズ・ファーゴ)が-50%以上の乖離となっています。原油安とコロナショックによる経済低迷を織り込まれた結果となっています。配当金を含めても、「焼け石に水」状態ですね。

ただ投資額が半分で同数の株数が買えることを考えると、少しずつ積み立て買いをするのも悪くないかな?と考えています。

一方、当初購買のタイミングが良かったこともありますが、PGはこの歴史的暴落局面でもまだ含み益を残して推移しており、強さが光っていますね。一時的に大きく下落しても、すぐ株価を戻すのでなかなか買い増ししにくいとも言えます。今の指値発注が刺さって欲しいところです。

保有銘柄ポートフォリオ

MCDは昨日の急落により、買い増ししたにも関わらず8.77%と留まっています。一方、JNJは10.90%と良いとところに来ています。こちらも今のところ暴落に巻き込まれても一瞬で値を戻す反発力の強い銘柄です。しかし、訴訟リスクを抱えているヘルスケアセクター企業ですので、暴落局面で無理に下値を拾う買い方をしなくても良いかも知れません。PGが買えれば比率は下がります。

XOMとWFCは騰落率なりですが、全体としてバランスは悪くない状態と考えています。

損益

昨日の大幅下落により大きく含み損が膨らんでしまいました。ドル円レートは106.85円で計算しています。

歴史的な暴落局面でドル建てで-11.74%で収まっているのは、マークスは奇跡的と考えています。

MCDの今月の配当金は未受領ですが累計配当金額が$2,164.11と積み上がってきているのも下支えとなっています。

■今後の投資計画

2月下旬から始まった暴落局面に対し、リセッション時の待機資金と昨年のボーナス残りで買い増しを続けてきましたが、臨時投資準備資金も現在のPG指値を除くと残り2回分となっています。

このPG指値以降は、毎月1回の購買基本ルールの戻して4月末頃まで買い増しを休止しようと考えています。

もし、PGは3月末までの発注期間で行っていますが買えなくても無理に他の銘柄を買い向かうことはしないつもりです。6月からの追加準備資金が出来るまでの4、5月末に1回ずつの買い増しに留めて資金を繋ぎます。

これは暫く乱高下が続くと予想されること、更に下落するリスクを考えてのことです。

5月は「セルインメイ」という言葉があり、統計上売られやすい投資家心理になります。4月の主要企業決算シーズン後に比較的株価が安定することからと考えています。

現在の下落状況を考えると「売りたくても売れない」こともあるので、今年はどうなるか判りませんが・・。

兎にも角にも。乱高下する株価に振り回されて疲弊しては元も子もありませんので、ここら辺で腹を括ってゆっくりしようと思っています。

ではでは。

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