【NIO・JNJ・VZ・MCD】マークス、買い増し銘柄を検討する。

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■先週末のNYダウ

マークスです。

先週金曜のNYダウは前日比$453.38高の$33,072.88で取引を終えました。

このところの米10年債金利の急伸(債券価格は下落)を受けて高リスク資産である株価は下落傾向にありましたが、バイデン政権の大型経済対策の実施期待や給付金支給によって行き場を失った余剰資金が株式に流入しなおしていると考えられます。

NYダウの日足チャートを眺めると、長期債券金利が上昇し始めた局面で下落して一時下値抵抗の50日移動平均線を割り込みましたが反発しているのが見て取れます。

この下落からの株価回復において特徴的だったのが、これまで市場を牽引してきたハイテク銘柄が下落する反面、出遅れていた優良高配当企業の株価回復が顕著となったことです。

金利が上昇するとその金利を上回る配当利回りの銘柄へ資金が流入しやすくなることは判りますが、先週末はあまりにも急激な流入でした。

■保有銘柄【NIO・JNJ・VZ・MCD】の買い増し検討

マークスは月1回程度で保有銘柄を買い増しする投資計画を実践しているのですが、このところの急激なドル高の影響でドル転の指値が刺さらず、買い増し候補のベライゾン(VZ)やジョンソン&ジョンソンの株価も上昇してしまい、買い損ねています。

ドル高は企業が月末のドル建て決済での支払いを行うため需要が高まりやすい反面、月初には需要剥落で下落しやすくなりますので、今月のドル転は見送って来月月初に行うつもりでいますが、その上で保有銘柄の買い増しについて検討を行おうと思います。

買い増しについては短期的な視点での株価動向を確認して少なくとも高値掴みを避けられれば、「そこそこの株価」で買えれば良いと判断します。

相場地合い的に見ると底値で拾うことは非常に困難で、これに執着すると買い損ね続けるリスクが大きくなるからです。

いわゆる「買いの弱気」というやつですね。

買い増し銘柄選考にあたっては、ポートフォリオ占有率と平均購買株価と現在株価のとの乖離率を判断材料にしています。

では有力候補から順次、見ていきたいと思います。

【JNJ】ジョンソン&ジョンソン

主力コア銘柄でのポートフォリオ占有率最下位のJNJが買い増しのし有力候補です。

現状株価での占有率は7.76%となっており騰落率はNISA枠で27.56%・特定口座で27.42%、全体平均で27.47%と安定した含み益となっています。

JNJの日足チャートを眺めると2月末に直近のピークを付けた後に窓を空けて下落、窓を埋める値動きとなっていましたが長期金利の上昇を受けて再び下落し、値抵抗の50日移動平均線を割り込んで今月始めに反発傾向に転じて上値抵抗となった50日移動平均を先週末にブレイクアウトしています。

株価の急伸を反映してRSI値は64.64となっていますので、現在株価での買い増しは少し時期尚早に感じます。

急伸の反動で調整下落となれば買い増しをする方向で考えて行きたいと思います。

【VZ】ベライゾン・コミュニケーションズ

含み損が最大となっているのはエクソン・モービル(XOM)ですが、ポートフォリオ占有率が13.0%となっており、一時含み損が解消した段階では14.4%まで大きくなっているので買い増し銘柄候補からは除外している関係で、次に候補として浮上していたのがVZです。

占有率は9.45%と低くはないのですが、騰落率はNISA枠で1.59%・特定口座で-0.53%、全体平均で-0.06%となっており、キャピタルゲイン面では劣後が大きくなっていますので買い増し候補としていました。

VZの日足チャートでは昨年12月に直近のピークを迎えた後は下降トレンドとなって、200日移動平均も割り込んで下落し、50日移動平均線が下抜けして低迷を続けていましたが週末に急伸しています。

これに伴いRSI値も65.47と高値圏となっておりJNJと同じく買い増しするには時期尚早であると考えらえます。

50日移動平均が200日移動平均を下抜けしてデッドクロスとなっていますので尚更ですね。

今後の収益期待である5Gの需要についてもスイスでは5Gにより脳腫瘍が発生するリスクが指摘されたことから政府が5G使用のスマホ使用を禁じたという報道もありますので、悪材料として台頭する懸念があります

ウォーレン・バフェットが買い増ししたことも報道されており、長期的目線では業績が向上する期待もありますが、そもそも値動きがあまり大きくない通信セクターですので特に高ね掴みは避けたい銘柄でもありますので、直近株価では$56台での買い増しを行いたいと考えています。

【MCD】マクドナルド

ポートフォリオ占有率面で考えると占有率8.52%のMCDも買い増し候補となっています。

昨年のコロナショックでの暴落局面で一気に買い増しした銘柄で、以後は度々買い増し候補に挙がっては消える銘柄です。

コア銘柄が平均的に上昇する時も下落する時も同じような値動きをするため、買い増しの決め手に欠けていたのが原因で、ほぼ8%半ばの占有率を行き来しています。

XOMの株価回復に伴う当該銘柄の占有率増加がMCDの占有率が今一つ伸び悩んでいる要因の一つでもありますが、近々買い増ししたいと考えています。

XOMのリバランスを行った資金を振り向けることが出来れば、現状の最適解かも知れません。

MCDの日足チャートを眺めると、今月初旬に直近安値が下値抵抗の200日移動平均線にタッチした後に反発し、上値抵抗の50日移動平均線をブレイクアウトして急伸していますがRSI値が70に達しそうなところで上値が抑えられています。

経済正常化期待から買われていると考えられますが、もう一段高になるまでは暫く調整を挟みそうな値動きで、ここのところは足踏み状態となっています。

一旦上昇してRSI値70超えの買われ過ぎになった後の調整になるか、高値圏で暫く足踏みするのか、一旦の下落を挟んでの上昇になるのかが読みにくいチャートとなっています。

小売業の経済指標がきっかけでの値動きになりそうなのですが、いずれにせよ直ぐに買い増し出来るような株価ではないと判断しますが、意外と買い増しに踏み切るのが難しい銘柄と感じています。

【NIO】ニオ

今年からグロース銘柄をお試しで購入することにした4銘柄、ズーム(ZM)・セールスフォース(CRM)・ルーミン(LUMN)の一つであるNIOですが、一時市場を席巻したEV銘柄の雄であるテスラと同様に金利上昇の煽りを受けて下落トレンドが落ち着く気配が見えません。

ポートフォリオ占有率は4銘柄合わせても1.23%とトータルリターンに大きな影響を与えない配分にしているので、お試し買いでもあることから買い増しも売却もしないでおこうと思っていましたが保有グロース銘柄の中でも-35.35%の騰落率となっていますので、時期を見て買い増す選択もありそうだと考え始めています。

保有グロース銘柄での占有率は24.42%で、9株の保有ですので買い増せば平均購買株価も下げやすい状況ですし、テスラも高騰前には低空飛行の時期はありますので中期的にはリターンも期待出来そうに感じています。

NIOの日足チャートでは2月中旬まで下値抵抗だった50日移動平均線を割り込み、200日移動平均線に接近しており、RSI値も35.14とお手頃価格となっています。

ただ、50日平均は下向きとなっており下降トレンドであることを示唆していますので200日平均を下値抵抗として反発するかどうかが買い増しのカギとなりそうです。

下値抵抗を割り込むようなら、更に下落する懸念もあり「落ちるナイフ」を掴みに行くことに繋がりますので静観したいと思います。

■まとめ

長期金利上昇でコア銘柄である業績の良い優良高配当銘柄群が買われる傾向が強く、相対的にハイテク銘柄が売られる金融相場から業績相場への過渡期であると見られており、結果、リターンが向上した分、買いにくい地合いとなっています。

ただ急激な変動を見せた多くの場合、その反動も大きいので市場が安定するまでは「休むも相場」と考えて現金保有率を上げておくのも大事です。

今週金曜日はイースターで祝日となり3連休となることや年度変わりとなる4月を迎えること、先週末の高騰の反動があるだろうことを考えると1日くらいには利益確定売りが出る可能性が高いと考えています。

雇用統計や失業保険申請件数、ISM景気指数などの発表も控えていますので、ドル転のタイミングと合わせて、買い増し銘柄の選定と買い増しを焦らず進めたいと思います。

ではでは。

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