■2021年6月末のトータルリターン
マークスです。
6月は5月末から一貫して上昇していましたが、18日にパウエルFRB議長の利上げ時期の前倒しの発表を受けて、ナーバスになっていた市場が即時反応し、大きな調整がありました。
しかし、2024年中の利上げが2023年中への前倒しとなるまだ2年以上先であることとテーパリング開始時期についても「開始時期に関する議論を始めるかどうか」の議論に留まったことで1日で平静を取り戻して株価はすぐに回復しました。
NYダウとしては久々の大きな調整でしたが、そもそもインデックスに対して反応が少な目となる保有コア銘柄は「買い場」と言えるほどの下落はなく、リターンに大きなダメージが出ない代わりに買い増しタイミングを逸した感がある月となりました。
・損益状況
損益状況は4か月連続で最高益を更新し、ドル建ての受領配当金を含む利益のピークは$31,030.18と3万ドルを遂に突破するも利上げ時期前倒しに反応した市場の影響を受け下落となり、6月の最低損益となる$28,047.81を記録しました。
直ぐに持ち直しを見せたのですが僅かに3万ドルを割り込んで$29,928.75のリターンが6月の結果となりました。
しかし、ドル高が進んで111円台となったことから円建てでは360万超えの好調な結果となっています。
ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は5月末の53.43%から5.5%も上昇して+58.60%と大きく伸びています。
コア保有銘柄のリターンが2%弱なので、インデックス投資のリターン優位性は揺るがないと感じますね。
将来的に配当金の受領ではなく、リターンを追求するのであれば時間を味方につけるインデックス投資はリスクを抑えつつ良好なリターンを得られると考えられます。
ただし税金を含めた手取りで考えた場合、配当金は受領する度に約20%の税金を支払っているのに対し、この投資信託の表は買ったまま放置した場合の結果ですので、一概にインデックス積み立て投資が大きな優位性があるとも言い切れないことには留意する必要があります。
年齢や収入などの個別の環境・状況で最適解は異なるということですね。
・配当金
今月の配当金受領はマクドナルド(MCD)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、エクソン・モービル(XOM)、ターゲット(TGT)、インターナショナル・ビジネスマシーンズ(IBM)、PFF、IYRから計$353.81の配当金を受領しました。
年累計で$1,504.52、総累計額は$5,779.39となっており7月には6千ドルに達すると見込んでいましたが、XOMをリバランスのため売却した影響で僅かに届かない結果となりそうです。
・6月の売買銘柄
6月は5月末に買い損ねたJNJを1日に買い増した以外は地合いが良すぎてIN出来ず見送りとなりました。
アノマリーが具現化すると7月は強気な相場となりますので、ある程度は高値掴みを覚悟して株数を減らして買い増しする必要がありそうです。
・騰落率
騰落率1位は、相変わらず史上最高値を更新し続け、トリプルバガー達成目前のターゲット(TGT)です。
この銘柄については現状として下がる要素が少ないので、まだ上がり続ける可能性が高いですが8月のQ2決算結果次第で市場期待を上回ることが出来るかが今後の株価を左右することになりそうです。
ワースト1位は先月に続きVZになっています。
相場地合いが良いと魅力が薄くなる通信銘柄ですので、この状況は暫く続くと考えられますが大きく下落もしませんので、急いで買い増す必要もありません。
ポートフォリオ占有率が多少下がっても許容しつつじっくり保有して行こうと考えています。
・ポートフォリオ
6月末現在のポートフォリオでは、買い増しを行っていないにも関わらず株価がどんどん上がっていく関係でTGTが占有率トップを独走していますので、これに押される形で他の銘柄の占有率が下がっている状況となっています。
概ねバランスが取れていますので、買い増し銘柄選定に当たってはTGTとリバランスを行ったXOM以外であればどれを選んでも良さそうです。
配当を含めたリターンと株価のトレンドを見ながらの買い増し銘柄選定を行おうと考えています。
ではでは。
コメント