■TGT2021年第2四半期決算発表
マークスです。
昨夜のNYダウは年内のテーパリング開始に大半が賛同したとするFOMC議事要旨発表を受けて売り圧力が強くなり大幅に下落し、前日比$382.61安の$34,960.69と節目の3万5千ドルを割り込んで引けました。 さて、その市場開場前にターゲットの21年第2四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。
内容は21Q1(←リンク張ってます)に続いて売上高・利益共にアナリスト予想を上回る良好な結果でした。
売上高は251.6億ドルで前年同期比9.5%増となり249.5億ドルの予想を上回りました。
営業利益は24.67億ドルで前年同期比7.3%増益となりました。
当期純利益は18.17億ドルと前年同期比7.5%の増益となり、一株当たり当期純利益は$3.65でした。
非GAAPベースEPSは$3.64で前年同期比7.9%増で予想の$3.49を上回り、第1四半期決算結果と見比べるとほぼ横ばいではありますが良好な結果となっています。
TGTは決算のコメントで売上成長は完全にトラフィック(ここでは来店者という意味でしょう)により牽引され、引き続き即日同日サービス(注文の受け取り、ドライブアップ、発送)によって主導されたデジタル販売が堅調に伸びているとしています。
但し、売上高の95%は店舗で達成されているとしていますので、やはりコロナワクチン接種率増加に伴った経済活動正常化の波が好業績への推進へ繋がっていると考えられます。
そうなるとデルタ株による感染者増加が懸念となりますが、デジタル販売での好業績の実績があるので杞憂かも知れません。
TGTの日足チャートを眺めると、先月末までRSI値が買われ過ぎを示す70を超え続け史上最高値と更新し続けていましたが今月に入ってQ2決算発表前ということもあり株価の伸びは鈍化し、昨日の良好な決算結果発表にも関わらずテーパリング懸念から大きく売られて50日移動平均線を若干割り込んで引けています。
上ヒゲが長く伸びていることから本日も売られるかも知れませんが、RSI値が売られ過ぎの30に接近していますので、ここで反発するかどうかが値動きの分かれ目となりそうです。
ただ、決算資料を眺めるとTGTの取締役会で150億ドルの自社株買いプログラムが承認されたとありますし、業績は好調で本年度のガイダンスに変更もないので、株価が下落すれば仕込みのチャンスと言えそうです。
TGTは今年度も増配を行えば、連続増配記録が50年の『配当王』へと格上げされますが、決算結果を眺めると間違いなく増配を行うだろうと考えられます。
現状ではインカムよりも圧倒的にキャピタルゲインの方が優秀となっていますが、これも大きな魅力ですね。
ではでは。
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