【JNJ21Q4】マークス、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)の2021年第4四半期決算発表を確認する。

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■ジョンソン&ジョンソン(JNJ)2021年第4四半期決算発表

マークスです。 25日のNY市場開場前にJNJの21年第4四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。

内容はまちまちでしたが予想を上回る明るい通期見通しが発表されました。

売上高は248.0億ドルで予想の252.8億ドルを下回りましたが、前年同期比10.4%の2桁増となっています。

純利益は47.36億ドルで前年同期比172.5%の驚異的な増益となりました。

非GAAPベース調整後EPSは$2.13で$2.12の予想を上回っており、前年同期比では14.5%の二桁増となっています。

JNJは大きく3部門での事業展開を行っており、美容・オーラルケア・ベビーケア用品などの個人向けヘルスケア用品販売部門とCOVID-19ワクチンや抗がん剤などを開発・販売する製薬部門、及びコンタクトレンズ販売や手術用機器などを扱うメディカルデバイス部門となっています。

前年同期比で部面別の売上高を眺めると、個人向けヘルスケアが+1.1%、製薬部門は+16.5%となっており、メディカルデバイス部門は+4.1%と製薬部門が2桁の伸びとなる反面、他の2部門の伸びは鈍化が見られます。

個人向けヘルスケア販売部門は、コロナ禍からの回復によりスキンヘルス・ビューティー関連商品が売上高を牽引したとされていますが予想は37.2億ドルでしたので若干期待外れと言えますが年間を通じて3.8%の増加となっていますので堅調な結果とも言えます。

今期2桁増益を記録した製薬部門では、主力の多発性骨髄腫治療薬「DARZALEX(ダラツムマブ)」と乾癬治療薬「TREMFYA(グセルクマブ)」の2本柱が業績を牽引し、コロナワクチンも成長に貢献しているとされています。

コロナワクチン動向については投資家の注目を集めていますが、生産についての挫折もあり若干、ファイザーやモデルナに見劣りする見通しとなっています。

また免疫性炎症疾患治療薬「REMICADE(インフリキシマブ)」の米国での販売減少が業績の足を引っ張ったとされています。

メディカルデバイス部門は医療機器の世界的な営業売上高が16.8%の増加となり、この部門もコロナ禍からの反動で延期されていたインターベンショナルソリューション、ビジョン、整形外科を含むすべての事業における医療処置が実施されたことで業績を牽引したとされています。

この部門も予想は69.7億ドルでしたので若干の期待外れとなっています。

今年度の通期見通しについては、調整後EPSが$10.40~10.60と予想の$10.32を下限値で上回っています。

売上高については989~100.4億ドルとされており、予想の977.6億ドルを下限値で上回り、サプライズとなっています。

JNJの日足チャートを眺めると、年初から下落して下値抵抗の移動平均線を割り込んでいましたが、売上高こそ予想を下回ったものの一株利益がですが予想を上回ったこととコロナ禍からの回復と明るい通期ガイダンスを好感して急伸し、上値抵抗線をあっさりブレイクアウトしています。

50日移動平均線が200日移動平均を上抜けするゴールデンクロスが形成されていることからも、直近高値の$174を目指して上値試し、その後は$178を目指して上昇する可能性が高いと言えます。

現状株価でのRSI値は50付近をなっていますので高値圏ではないことから、早期利上げペース懸念で株価が下落して移動平均線を割り込むタイミングがあるなら買い場ではないかと考えています。

ではでは。

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