【MCD22Q1】マークス、マクドナルド(MCD)の2022年第1四半期決算発表を確認する。

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■マクドナルド(MCD)の2022年第1四半期決算発表

マークスです。 28日市場開場前にマクドナルド(MCD)の22年第1四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。

内容は良かったです。

売上高は56.7億ドルで、予想の55.7億ドルを上回り、前年同期比では11.0%の二桁増となりました。

この増収については主に米国内での値上げと優良顧客向けのロイヤリティプログラムが寄与しているとされています。

営業利益は23.13億ドルで前年同期比では1.0%の増益となっています。

当期純利益は11.04億ドルで前年同期比では-28%と二桁減益となっていますが、ウクライナでの軍事紛争による事業停止の影響とされ、従業員給与・リース・サプライヤーへの支払い継続関連やレストランの一時閉鎖に伴う在庫処分の可能性が高いサプライチェーンの在庫などの費用が含まれているからと説明されています。

この軍事紛争の影響はやはり各企業決算に悪影響を及ぼしていますね。

非GAAPベースの稀薄化後1株当たり純利益(EPS)は$2.28で予想の$2.17を上回りました。

国別の売上高を眺めると米国で3.5%の増加となっており、世界でのトータルは20.6%の増収でパンデミックからの力強い回復が見て取れます。

MCDの商品もその他の小売商品の例に漏れず、原料価格や原油価格上昇に伴う輸送費の高騰により値上げを行っていますが賃金の上昇もありますので、いまのところ消費者からの拒否反応はないようですね。

そもそもが高額商品でもありませんので多少の値上げで買い控えが発生する懸念も低いと考えられます。

MCDの日足チャートを眺めると、50日移動平均線が200日移動平均線を下抜けする「デッドクロス」を形成していますが、予想を上回る売上高・EPS発表を好感して急伸しています。

50日移動平均線も上向きに転換しそうな気配がありますので200日移動平均を下抜けしなければ、これをサポートラインとして当面は安定した株価推移になるのではないかと推察されます。

ウクライナ懸念は注意が必要ですが、配送サービスやデジタル注文、ドライブスルーへの投資が功を奏しており、人出不足をカバー出来ている優位性やスマホアプリでのポイント付与で商品と交換できる優良顧客向けのロイヤリティープログラムもMCDの最大市場である米国で既存小売店の売上を牽引していますので、今後も安定した収益を上げる優良企業であると考えています。

株価にとっては逆風となる早期利上げ懸念で株価が下落することがあれば買い場とみなして買い増しして行きたいと思います。

ではでは。

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