【KO】マークス、コカ・コーラ(KO)の19年第4四半期の決算を見る。

個別株
スポンサーリンク
スポンサーリンク

・KO(コカ・コーラ)の19年第4四半期(10月1日-12月31日)決算

昨夜30日、KOの決算発表がありました。

SBI証券の決算速報の見出しには「コカ・コーラの19年第4四半期の純利益は2.4倍」とのこと。

結果は以下の通りです。

・売上高 90億6800万ドル

・営業利益 21億6400万ドル

・当期純利益 20億4200万ドル

・1株当たり当期純利益 0.47ドル

一株当たり利益(EPS)は市場予想と一致し、$0.44でしたが、売上高は市場予想88憶5000ドルを上回り、2.18憶ドルの増収となっています。

売上高が予想を上回ったことを市場は好感し、株価は+3.25%上昇、58.86ドルで取引を終えています。

イラスト

・コカ・コーラ(KO)の戦略と今後について考えてみる。

マークスはコカ・コーラの強みはその圧倒的なブランド力と飲料のバリュエーションの豊富さにあると考えています。自動販売機はもとよりファミリーレストラン関連ではKOブランドのみで、ソフトドリンクは揃うので、人気商品の補充、人気の薄い商品の入れ替えなど、店舗側の商品管理・コスト管理の手間が省けるのです。コーヒーではジョージアシリーズ、お茶なら爽健美茶、ブランド名のコカ・コーラ、ダイエットコーラなどといったことですね。

しかし、健康志向高まりの波により、糖分やカロリーの多いメインブランドのコカ・コーラの販売には陰りが見られ、ブランドの多様化に力を注いでいます。

その一環として少し前に販売が好調だったダイエットコーラを改良し、スタンダードのコーラの味に近づけたゼロシュガーをリリースしています。もちろん、ダイエットコーラ同様、糖分・カロリー共に「0」で世界中でヒットしています。

他にも缶を7.5オンス(約221ミリリットル)と小さくしてデザート感覚で飲めるように工夫したり、さらにデザート感を高めてダイエットコーラシリーズにフレーバーフルーツ系のラインナップを投入し、予想を上回る売り上げを記録しています。

また、エナジードリンクとして目にする、缶に3本の爪痕が印象的なモンスタービバレッジと提携し、昨年4月から「コカ・コーラ・エナジー」の欧州での試験販売を開始。エナジードリンク分野にも参入し顧客拡大を目指しています。

目にすることはあっても、あまり飲まない顧客を強大なブランド力で引き込もうとする試みで、急速に成長・拡大を見せる同部門に参入し、新たな顧客開拓を進める戦略を取っています。

「コカ・コーラ・エナジー」は今年2020年から米国にも導入予定で、「レッド・ブル」との競合でどうなるかを注目したいところです。

KOは昨年57年連続増配を記録しており配当王の座を守っています。決算を見る限り今年も連続増配記録を伸ばすことが期待できます。

フォーブスが発表する「世界で最も価値あるブランド」ランキングで昨年、IT大手5社に次ぐ6位となっています。かの著名投資家のウォーレンバフェットが好んでいる銘柄としても知られる、その強大で強固なブランド力は当分、揺らぐことはないと考えられます。

健康志向の高まりから肥満と糖分を避ける消費トレンドの変化に、そのブランド力と提供商品の多様・多角化を進める経営陣とライセンス供与による収益で、バイ&ホールドの長期投資家には保有銘柄の一つとするのに異論のないところです。

マークスはポートフォリオ占有率を10%程度にバランスを取りながら買い増しを続ける予定です。

今夜はXOM(エクソン・モービル)の決算発表があります。このところ52週安値を更新していますので、あまり期待出来そうにありませんが、どうなるかな?・・。

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました