【FRB無制限量的緩和】マークス、FRBの無制限QEの内容と投資状況を確認する。

ポートフォリオ
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■FRB無制限量的緩和を発表

マークスです。

23日にFRBが無制限量的緩和(QE)を発表しました。これまで金融市場中心だった方針を転換し、初の社債購入や企業への直接融資に踏み切ることと合わせ、中小企業向け支援プログラムを近々導入するとも表明し、実体経済に対しても景気刺激策を拡大する方針を示しました。無制限QEについては米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を必要なだけ買い取ると表明しています。この発表により、投資家が安全資産とされる国債買付を背景に、米国債利回りは低下し2年債利回りは7年ぶりの低水準となりました。

昨日のNYダウは、この一連の発表を好感し、一時$19,000台を回復しましたが、新型コロナウイルス対策法案としての大型景気刺激対策案が否決されると売りが優勢となり、結局は前日比-$582.05の$18,591.93で引けました。

これは、コロナウイルス感染拡大抑止対策による外出禁止に伴う、レストランやバー等の従業員が職を失うことで、安定収入を失い、カード決済による消費習慣が根強く、キャッシュの余剰金をあまり持たない米国一般家庭が、資産として保有している株式を売却し、カード支払いに充てていると想定されます。

この一般家庭救済のために、トランプ政権は「現金給付」を伴う景気刺激策を提案している、ということですね。

一方、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事が、新型コロナウイルスパンデミックは、今年2020年にリセッション入りし、リーマンショックより更に悪化した状態になると懸念を示しています。

しかし、各国が感染予防や医療制度強化を最優先することを前提に、来年は経済の回復が見込まれるとしています。

ここのところ、アナリストや主要銀行からのコメントにはリーマンショックよりも1929年の「世界大恐慌」を引き合いに出すことが散見されるようになっていますね。90年以上前と時代が違うとは言え、チャートの値動きはよく似ているとされています。

■マークス、投資状況を確認する。

昨夜、NYダウの下落幅に比べて、マークス保有銘柄には、これまでと違った値動きが見られました。

今回の暴落当初はダウに比べて、下げ幅が少なかった昨日記事にしたコカ・コーラ(KO)を筆頭にプロクター&ギャンブル(PG)やフィリップ・モリス(PM)が大きく値を下げ、「まぁ刺さらない」と考えられる指値が刺さってしまい、約定しました。

PGについては、これまで$100を下回る安値を記録しても、同日に回復し終値で$100を切ることは記憶になかったので指値額を$99.1で設定していたのですが、最安値$94.34、終値$97.70となり指値を下回って引けました。高値は$103.75だったので、少し残念。

PGの週足チャートを見ると19年2月頃の水準で200日移動平均線より上なので、$90付近まで下げ代があると考えられますので、性懲りもなく少し欲しい気持ちが先走ってしまった感がありますね。要反省です。

ただ,FRBの量的緩和の影響か、大型景気刺激策に進展があったのか時間外取引では$100超えとなっていますので、そう悪い買い物ではなかったかと慰めています。

次にPMですが、これも安値$56.01と52週安値を記録する下落となりましたが、指値$57.83に対し終値は$59.98でしたので、現段階では下値近くで拾えたと言えますが、下落理由がはっきりしていないので少し不安ですね。

PMの週足を眺めると18年末頃に近い水準ですが、更に下回っていますね。18年の低迷原因はアリトリア(MO)との合併話しが嫌気されていた時期ですね。そもそも50日移動平均線が200日移動平均線を下抜けするデッドクロスを形成しており、下落余地は常にあった銘柄なのですが、ここのところは堅調でしたので、現在の株価はやはり割安と考えることが出来ます。

配当利回りに至っては7.80%とかなりの高利回りであり、特定口座でも外国税がほぼありませんので魅力がありあますね。なぜ外国税がほぼ無いのかは以前の記事の後半に少し触れていますので、興味のある方は参考にしていていただければと思います。

タバコ銘柄は喫煙に対する健康上の理由から喫煙者が減少していて嫌う方も多いのですが、マークスの投資人生の間は、そう業績を落とさないであろうと考えています。

今回の買い増しでNISA枠での平均購買価格を$60台後半まで下げれたので現状として満足できる購入となりました。

※2020年3月24日現在ポートフォリオ

さて、昨日の下落を置けて含み損は$13,500弱、-18.67%まで拡大しましたが、ポートフォリオのバランスは大きく崩れていませんので良しとします。

今回の買い付けでドル建てキャッシュの投資準備資金は底をつき、円貨での投資資金が2回程度なので、4、5月分は残って6月賞与でまた毎月投資が実現できそうです。

ドル高になっているのが少し気にかかりますが、株価下落の割合がはるかに高いので、買い続けます。

ではでは。

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