【KO株下落】マークス、保有銘柄企業の業績下方修正見通しを確認する。

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■米国経済支援対策

マークスです。

新型コロナウイルス(COVID-19)の米国での感染拡大による経済への支援として、トランプ政権が2兆ドル規模の景気刺激策を議会提案しましたが否決されました。これを受けて、NYダウ先物は一時、サーキットブレーカー発動となり、$1,000近く下落しましたが、執筆時は$600前後まで下げ幅を縮小しています。

これは感染拡大対策による外出禁止による外食産業停滞や消費活動や渡航禁止による企業活動制限などによる失業率激増等が企業業績の急激な悪化に繋がることを懸念している投資家の反応として当然と言えます。

景気刺激策が否決となった要因は民主党が共和党の掲げる「中小企業支援策」に対し、同様な業績悪化となるフリーランスに不公平であるとしたことですが、緊急な大規模経済支援が必要である認識は共有されているので、いずれにせよ喫緊の課題として同等の経済支援は行われると想定されます。

■コカ・コーラ(KO)の通年ガイダンス未達予想発表

そんな中、KO株価が下げ幅を急に拡大し、$40を割り込みました。「あれ?」っと思って調べてみると、KOのホームページ(←ホームページリンク張ってます)に通年ガイダンス未達予想について記載があり、その原因についてはCOVID-19感染拡大対策でのスポーツやイベント、旅行、外食の中止による売上低下と為替レートが財務および経営成績にマイナスの影響を与える主因とされています。

また、ボトリングパートナーと緊密に連携して継続的な供給のための緊急時対応計画を立てており、この段階では、濃縮物や飲料ベースの生産における短期的な混乱は予見していないとしながらも、コロナウイルス感染急拡大による最終的な影響には不確実性があり、財務および経営成績への悪影響は現時点では合理的に見積もることが出来ないため、その影響は重大なものになる可能性があると懸念されています。

今後、このようなガイダンス未達等の業績下方修正が発表されると考えられるため、保有銘柄のファンダメンタルズは長期保有をするにあたり、常にアンテナを張って対応していく必要がありますね。

KOの5年日足チャートを眺めると、概ね18年前半程度(緑線)まで下落しています。こうして見ると19年が飛び抜けて上昇しているのが判りますね。概ねの平均上昇ラインを水色の線で引いてみると$48が適正株価かと見て取れますが、さすがに$40を割り込むとかなり割安に思います。

『株価は長期的に平均に回帰する』と考えると、今回のダメージの大きさがどの程度の結果となるかは判りませんが、現段階では$48程度が回復の目安となるかなとも考えられます。

このKOホームページのガイダンス未達記載の締めくくりには今年の第1四半期決算発表時にアップデートするをされていますので、結果に注目したいところです。

先週末の終値は$38.30で利回りは3.92%となっており魅力的な水準ではあり、マークスの1回当たりの買い付け額が$1110前後では、なんと29株も買えることになります。投資額が同じで株数が多く出来ると平均購買価格を下げやすくなることからも、よく考えて買い増ししたいとは思いますが、特に営業キャッシュフローがどうなるかを重視して買い増し検討して行きたいと思っています。

■マークスの指値発注銘柄

現在の株価を平均購買価格が上回っている銘柄はP&Gとターゲットのみとなっており、含み損は$11,000まで拡大しました。要するにポートフォリオバランスの偏りと長期保有に問題がなさそうなファンダメンタルを継続できる銘柄であれば、何を買っても良いということになります。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大抑止も大きく歯止めが掛からない中、高額な含み損を抱え続けるのは、やはり厳しいものがあります。

よって、保有銘柄の買い増し優先はコロナ渦中にあっても大きく業績を落としにくい銘柄にしようと考えて、生活必需品セクターのP&G、外出禁止があっても消費は継続されるだろうと、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)に指値発注を入れています。

P&Gは現在、購買平均価格を上回る指値ですが、回復は早いであろうと想定してのことで、PMは平均購買価格を引き下げることが出来ると共にNISA枠で買えば配当金額手取りが大きくなるので、含み損の回復と配当金による買い増し投資額の軽減を期待してのことです。

例によってかなり強気の下値での発注ですので刺さらないことも十分ありえますが、底の見えない現状を考えると慌てて買うこともありませんし、ゆっくり行きます。

ではでは。

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