【JNJ21Q3】マークス、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)の2021年第3四半期決算発表を確認する。

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■ジョンソン&ジョンソン(JNJ)2021年第3四半期決算発表

マークスです。 19日のNY市場開場前にJNJの21年第3四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。

内容はまちまちでした。

売上高は予想236.6億ドルに対し233.4億ドルで予想を下回りましたが、前年同期比10.7%の2桁増となっています。

純利益は36.67億ドルで前年同期比3,2%の増益となりました。

調整後EPSは予想$2.36に対して$2.60と予想を上回っており、前年同期比では18.2%の二桁増となっています。

JNJは大きく3部門での事業展開を行っており、美容・オーラルケア・ベビーケア用品などの個人向けヘルスケア用品販売部門とCOVID-19ワクチンや抗がん剤などを開発・販売する製薬部門、及びコンタクトレンズ販売や手術用機器などを扱うメディカルデバイス部門となっています。

前年同期比で部面別の売上高を眺めると、個人向けヘルスケアが+5.3%増製薬部門は+13.8%増となっており、メディカルデバイス部門は+8.0%増前期Q2に比べるとインパクトは薄れており、コロナ禍からのリバウンドが終息に向かっているのが見て取れますが、堅調な伸びであると言えます。

個人向けヘルスケア販売部門は、主に店頭販売での製品売上に牽引されて5.7%の増加となったとされていますので、外出制限の緩和と共に店舗への買い物客が戻ってきていることが見て取れます。

この主力となったのが、タイレノールとモトリンの鎮痛薬、上気道製品、OTCの消化器の健康、および皮膚の健康/美容のAVEENOであったとされています。

製薬部門では、乾癬治療薬「ステララ」や多発性骨髄腫治療薬の「ダルザレックス」が売上高を引き続き牽引し前、年同期比で13.8%増と前期とあまり変わらない堅調な伸びとなっており、非利益薬品ではありますがコロナワクチンの販売も成長に貢献したとされています。

但し、この成長は免疫性炎症性疾患の治療薬として承認された生物学的製剤であるREMICADE(インフリキシマブ)および2型糖尿病の成人の治療薬であるINVOKANA(カナグリフロジン)の米国での売上高の減少によって部分的に相殺されていますが製品ポートフォリオの占有率を考慮すると影響は限定的であると言えます。

メディカルデバイス部門は医療機器の世界的な営業売上高が7.6%の増加となり、コンタクトレンズやバンドエイド等の売上回復が牽引したとされていますので、世界的な経済活動正常化の波が進んでいることが見て取れます。

経済活動が正常に動き出せばコロナ前の状況に戻り安定的な売上高が期待できる部門ですね。

今年度の通期見通しについては、7月に発表された前期Q2から引き上げられています。

前期Q2でもガイダンスの引き上げがあったのですが、更に引き上げられたことになりますので、徐々にコロナ禍での不透明感に起因する懸念が後退して明るい見通しが立ってきたと見られます。

JNJの日足チャートを眺めると、売上高こそ予想を下回ったものの明るい見通しの感じられるガイダンスの引き上げを好感されて株価が急伸しましたが50日移動平均線をブレイク出来ずに足踏みしています。

RSI値は50付近と高くも安くもない水準ですが200日移動平均線は下向きとなっていますので、長期金利の上昇トレンドに対して配当利回りは2%台半ばと高配当とは言えないので地合い的には大きな上昇は期待薄です。

長期的な目線であれば連続増配銘柄で安定配当が期待出来ますので自分の投資スタイルに合わせて検討する必要がある銘柄ですね。

直近では$160を割り込めば買い増ししてもいいかなと考えています。

ではでは。

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