【NYダウ続伸】マークス、NYダウと原油価格上昇基調を確認する。

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■昨夜のNYダウ

マークスです。

昨夜のNYダウは、景気回復期待が優勢となり、前日比$267.63高と続伸し、$25,742.65で取引を終えました。白人警官による黒人男性暴行死に対する抗議デモの経済への影響懸念は限定的との見方からリスク選好傾向が強まりを見せています。

ナスダックはコロナショック前の水準まで回復し、ハイテク・半導体関連や旅行関連が牽引していますが、ヘルスケア・飲食関連は下落しており、これも経済活動再開による期待感が如実に表れている結果となっています。

飲食関連が不調なのは、新型コロナウイルス感染拡大対策によるソーシャルディスタンスでの影響が長引くと市場が見ていると言えるでしょう。

事実、コカ・コーラ(KO)も今年第1四半期決算でスポーツ観戦などのイベント中止が売り上げに大きく影響したことを発表していましたから、少なくとも年内は厳しい状況となりそうです。

一時、大きく上昇したヘルスケアセクターのギリアドもワクチン効果が限定的であると発表されたことから下落していますので、市場ではワクチン開発には時間がかかると考えられていると推察されます。

NYダウの日足チャートを眺めると、短期的にも下値を切り上げながら上昇基調となる強気の三角保ち合いを形成しつつあり、RSIは買われ過ぎとなる70には達していないことから現在の上値抵抗である$26,295.68をブレイクアウトするかが注目されます。

先日、ゴールドマンサックスがこのところの株価上昇圧力に屈し、向こう3か月でS&P500が再び20%を超えて大きく下落するとの予想を撤回していることからも堅調に推移する期待が持てるところですね。

昨日のVIX指数(恐怖指数)も26.84で引けており、市場に安心感の広がりが見られますので、2番底懸念はかなり後退したと考えられます。

■原油価格の上昇傾向

一方、景気先行指標となる原油先物価格も今月10日に会合予定のOPECプラスの減産期間延長期待と経済活動再開による需要回復期待を受けて上昇基調にあり、堅調に推移しています。

OPECプラス会合日程については明日4日に前倒しになるとの報道もありましたが、現時点で確定情報がありませんので予定通りとなりそうですね。

4月の会合では7月までの減産協調で合意されており、減産期間を2か月延長される可能性が報道されており、これにはロシアを含む複数の加盟国が賛同しているとされています。

原油日足チャートを眺めると$30半ばの足踏みから上昇基調になりつつあるのが観測できますが、上値抵抗の$46.51まではまだ乖離がある上、RSI数値が70に接近していることから、この抵抗をブレイクアウトするには厳しいと思われます。

価格が暴落前に戻るには、減産期間延長よりも経済活動回復による需要増加がカギと考えられますので、仮にOPECプラス会合での減産期間延長が好感されて上昇したとしても、調整が出て再び価格下落に繋がる公算が高いと思われます。

一方、先日の記事で書いた、原油価格に対して回復が遅い値動きのエクソン・モービル(XOM)も、昨日は2.28%高となり$47台まで回復してきています。

原油と違い株価回復が遅い分、RSIでの数値は買われ過ぎの70まで、まだ余裕がありますので調整局面を迎えるまでには上昇余地があると考えられます。

こちらは出遅れが見られる分、OPECプラス減産期間延長発表があれば、値を戻す展開になりそうな感じですね。

減産期間延長の可能性が報じられたのが昨日であったことからも、こう考える方が自然であり、本日早朝に発表された米原油在庫量も軽微ではありますがマイナスを記録していることも、追い風となることが見込まれます。

ただ、日本時間21:15発表予定の5月ADP非農業部門雇用者数や23:00発表予定のISM非製造業者指数などの重要経済指標の影響も受けやすい傾向にあることから、総合的に判断していく必要はありますね。

この数値が予想通りか好転傾向にあれば、直近では$50台には回復すると考えています。

マークスのXOM平均購買株価は$64.23で現株価とはまだまだ乖離していますが、ポートフォリオ占有率は、先月末の買い増しと株価上昇を受けて11.0%となっていますので、未だ回復傾向に移っていないKOかフィリップモリス、ベライゾンのどれかを買い増しした以降に買い増し検討することになりそうです。

ではでは。

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