【コロナワクチン量産目途】 マークス、楽観と悲観の中で買い増し銘柄を検討する。

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■昨夜のNYダウ

マークスです。

週明けのNYダウは先週末の上昇から$10.50高の小幅続騰となり$26,085.80で取引を終えました。

新型コロナウイルスワクチンの量産が今夏終わり頃まで本格化するだろうとの見方が、匿名ではあるものの米政府高官から明らかにされたと報じられたことから、取引開始直後から上昇しましたが、コロナ感染再拡大によりカリフォルニア州でレストランの屋内営業の停止や一部地域での教会、ジム、美容院を閉鎖すると報じられると下落に転じ、結局は小幅の上昇に留まることとなりました。

NYダウの日足チャートを眺めると、200日移動平均線を一時ブレイクアウトしたものの、終値は上値抵抗線に弾き返されてレンジ内に収まっていることが見て取れます。

ここのところのボックス相場のトレンドらしく上値抵抗を超えるとすぐに利益確定売りも出ているように感じます。

下値抵抗線の50日移動平均線は着々と上昇していることから、現状は経済活動再開の巻き戻し懸念が台頭しても、下落幅は限定的となりそうであると考えられます。

上値と同じく下値抵抗を超えると押し目買いが入りやすくなるからです。

但し、VIX指数(恐怖指数)は急上昇して、32.25と一気に30台に戻っており、企業決算シーズンの本格化を前に、一層の銘柄選別が進むことも予想されますので保有銘柄企業の決算内容には注視したいと思います。

VIX指数の日足チャートに目を移すと、昨日の急上昇を受けて上値抵抗の50日移動平均線をブレイクアウトして終えていることから、大型企業決算結果が不調続きとなるような場合は更に上昇する可能性が否めません。

保有銘柄以外の大型企業の決算動向にもアンテナを張っておく必要がありそうですね。

コロナ感染再拡大による経済活動再開巻き戻し懸念の悲観と経済活動再開継続とワクチン開発状況の楽観の中、難しい相場が続きそうです。

■買い増し銘柄の検討

昨日決算発表があったペプシコは減収減益となったもののスナック菓子の販売が巣ごもり需要で伸びたことで予想を上回りわずかながら上昇しています。

ペプシコと言えばコカ・コーラ(KO)が競合として思い浮かぶのですがKOはスナック菓子などの巣ごもり需要で販売伸長するような商品を取り扱っていないので、レストランや劇場、スポーツイベント再開が売り上げ回復のカギになります。

経済活動再開とその巻き戻しの流れの中で、どのような第2四半期決算結果となるかを注目したいと思います。

一方、ヘルスケアセクターではファイザーが4%の上昇となっています。

これは独ビオンテックとの共同開発となる新型コロナウイルスワクチンが、米食品医薬品局(FDA)によりファストトラック(優先承認審査)対象に指定されたと発表されたことを受けてのこととなっています。

トランプ米政権は、ワクチン開発促進策「オペレーション・ワープ・スピード・プログラム」で企業のワクチン開発を支援しており、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)もこの企業に含まれています。

JNJも昨夜は2%程上昇し$145.21で取引を終えています。

JNJの日足チャートを眺めると3月下旬に底値を付け、コロナワクチン開発への期待感から急激に回復、その後はじりじりと上値を抑えられて下降トレンドになっていましたが、先月下旬にはトレンドが転換して下値を切り上げながら上昇して、昨日の終値では上値抵抗の50日移動平均線をブレイクアウトしています。

トレンドが転換してからは強気の三角持ち合いを形成していますので、テクニカル的には上昇が期待できます。

RSI値も57.06と中央値を少し上回る程度なので、割安・割高感もない株価と言えます。

マークスのポートフォリオ占有率は9.22%と買い増ししたい占有率ではありますが、平均購買株価との乖離率は+12.23%、$129.39となっているため、買い増しすると占有率は良くなるものの平均購買株価は押し上げられてしまうデメリットもあります。

今月16日には第2四半期決算発表がある上、ベビーパウダーへのアスベスト含有に関する訴訟を抱えているJNJを、現状で買い増しする決断はしにくいと考えていますので、決算結果を市場がどう判断し株価がどう変動するかが決め手になりそうです。

新型コロナウイルスワクチン開発への期待感を追い風に、堅調に推移しているヘルスケアセクター以外に買い増ししたいと考えている銘柄としてフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)があります。

直近では下値を切り下げていて$70を割り込んでいたのですが、先週末に50日移動移動平均線をブレイクアウトしてからは上昇トレンドに転換しています。

この上昇傾向を受けて、ポートフォリオ占有率は9.15%まで回復し、特定口座枠での平均購買株価との乖離率も-139%まで回復しています。

3月下旬の暴落時でもRSI値が売られ過ぎの目安となる30を割り込んでいないことから、経済活動再開の巻き戻しが発生しても、売られ過ぎで割安となった株価での購買はかなり難しいことが予想されますので、今月21日の第2四半期決算発表内容が注視されますが、コロナ禍にあって株価の下落はあったものの第1四半期決算は予想を上回るは堅調さを示していたので、今月末までの買い増しとするのであれば$70を割り込んだタイミングを狙いたいと考えています。

これから始まる保有銘柄企業の第2四半期決算を見ながら、今月の買い増し銘柄を決めて行きたいと思います。

他にもエクソン・モービル(XOM)やインターナショナル・ビジネスマシーンズ(IBM)など平均購買株価との乖離率が大きくなっている銘柄、年内の手離れを視野に入れた上で平均購買価格を下げるための買い増し銘柄であるウエルズファーゴ(WFC)も検討して行きたいと考えています。

本日はWFCの第2四半期決算発表があり、結果を受けた減配の有無と今日明日の株価動向が気になるところであります。

チャートや決算結果を良く見ながら買い増し銘柄を腰を据えて決めて行きます。

ではでは。

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