■2020年12月末のトータルリターン
マークスです。
昨夜はJ&J(JNJ)のコロナワクチン最終治験結果が66%と期待外れの効果が発表されたことと、先行接種されているワクチンの供給遅延懸念、このところ続くロビンフッターとヘッジファンドの攻防と合わせて不安定な状況となり、NYダウは前日の反発から再び大きく下落して前日比$620.74安と大幅に下落して底堅かった3万ドルを割り込み$29,982.62で取引を終えています。
損益状況
新年早々にトランプ前大統領が議会襲撃を扇動したり、バイデン新政権の誕生、ロビンフッターの台頭と話題に事欠かない1月でした。
今月初めはブルーウェーブの誕生で大規模財政出動による経済支援とワクチン接種が進むことによる経済正常化への期待感からNYダウやS&P500、ナスダックは軒並み史上最高値を更新するイケイケムードとなっていたので、
15日には配当受領額込みの含み益の過去最高を更新して一気に2万ドル台まで行きそうな勢いでしたが、その後は好材料出尽くしから足踏みし、ワクチン供給遅延や個人給付金などの財政からの支援が遅れるのではないかとの懸念が重しとなった上、ゲームストップ株の売買制限などで市場不安の広がりを受けて大きく下落しトレンドが明らかに変化しました。
結局、最高益から大きく含み益が沈んで1.2万ドル台のトータルリターンで今月を終えました。
実は、お試しで4銘柄のグロース銘柄を仕込んで売買しているのですが、この利益については除外しています。
一方、ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は+30.80%となっており,
増加する個人投資家からの特に中小型株の資金流入を受けて、ダウの下落局面も好調を維持していますが、投資信託であることからのライムラグがありますので、実際はもう少しパフォーマンスは落ちていると思われます。
米議会通過を期待されている個人給付金が実現すれば、更に個人投資家が元気になりますのでそれに伴ってS&P500インデックスのVOOなどを仕込んでおけば、ある程度の下落耐性を持ちつつ好パフォーマンスを示しそうにも感じますね。
配当金
今月の配当金受領はフィリップモリス・インターナショナルからのみとなります。
特定口座の外国税は確定申告しなくても国際税制により自動的に還付されるのですが、まだ還付されていません。
PMは英国籍なので米国での税金が還付される仕組みですが、これについてはNISA枠でも還付されるので$14程度が来月戻ってきます。
現時点での総累計額は$4,391.02で、来月から始まる確定申告で外国税控除を計上すると特定口座分の外国税も還付されます。
今月初めにSBI証券から電子交付された「年間取引報告書」を確認すると\23,489が還付予定額となっていました。
マイナンバーカードで自宅にいながらe-Taxで出来るので確定申告はしっかりやりたいですね。
1月の売買銘柄
年末から少しずつ売却していたWFCですが、ドル建てで若干の含み益が出ましたので全数売却しました。
円貨では為替差損で1.8万円程度の損出しとなりましたので来年の確定申告で損益通算に計上します。
長らく含み損を抱えていましたがようやく売却出来ましたので、この売却資金でポートフォリオを再編し、NISA枠ではKO、特定口座ではPGを買い増しました。
他にも昨年12月から始めたお試しグロース株4銘柄を売買しながら構成しています。
現状の内訳はZM×1株・CRM×3株・NIO×9株・LUMN×10株となっていて、売却益手取り$31.54と含み益が$49.69の計$84.25の収益とです。
コア銘柄が下落する局面でも、上昇してキャピタルゲインのヘッジが出来そうな値動きとなっているのでもう少し買い増してもいいかなと考えています。
特にLUMNはハイテク銘柄にも関わらず利回りが現在株価$12.38に対して8.40%と高配当な上、株単価が安価であることから一時急騰していましたので面白い銘柄ですのでチャートを見ながらもう少し買い増ししたいと考えています。
騰落率
騰落率1位は相変わらずターゲット(TGT)でどこまで伸びるのかが楽しみな反面、買い増し出来ない上昇をいせています。
ポートフォリオ占有率も上位にあり、配当利回りも株価上昇に伴って下がっていますので昨年3月のような暴落局面がないと買い増しタイミングがなさそうです。
騰落率最下位はここ最近の経済正常化期待に起因する原油高を背景に含み損を縮小しつつあるXOMですが、まだまだ含み損の解消には程遠い状況です。
まあそうなればポートフォリオ占有率が大きくなりすぎますのでリバランスが必要となりますが・・。
ポートフォリオ
1月末現在のポートフォリオからウェルズ・ファーゴ(WFC)が無くなり、代わりにグロース株群を加えました。
これはグロース株群の占有率を5%に抑えるための管理用としています。
ある程度銘柄が絞れて決定できるまでは短いサイクルで売買をする可能性が高いのでグループに纏めることとしました。
占有率から考えるとヘルスケアセクターであるABBVかJNJの買い増しをしたいと考えていますが、市場のボラティリティが高くなっている状況なので、買い増し銘柄選定は来月下旬くらいまで様子を見ながら決定したいと考えています。
グロース銘柄ももう少し占有率を上げたいところです。
まとめ
バイデン新大統領が誕生してパリ協定復帰などオバマ政権時代の流れに戻りつつあることや、コロナワクチンの接種進捗による経済活動正常化のペース、ロビンフッターとヘッジファンドの攻防による市場不安など、まだまだ退屈しない米国市場になりそうな今年です。
昨年の勢いそのままにGAFAMが強さが継続するのか、それともバイデン政権の目指す融和が功を奏して安定銘柄に資金が入るのか判りませんが、コア銘柄を毎月1銘柄の買い増しと、グロース株の両輪で資産形成に励みたいと考えています。
ではでは。
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