■2021年3月末のトータルリターン
マークスです。
昨夜のNYダウは前日比$171.66高の$33,153.21とバイデン政権の大型インフラ整備への期待感から上昇して取引を終えています。
米10年債金利上昇を受けて売られていたハイテク銘柄にも資金が戻り、マイクロソフト(MSFT)などが堅調な株価推移を見せ、反面、高値圏で推移していたオールドエコノミー関連銘柄は利益確定売りに押されて下落するものもありました。
しかし、下落すると押し目買いが入るような値動きで大きな下落には繋がらず概ね堅調な推移であると言えます。
・損益状況
本日はイースターで米国市場は3連休となっており、昨夜は休み前の利益確定売りで下落することを期待していましたが、新年度に入ったことで利益確定売りよりも買い戻しの動きが強かったようでした。
3月のトータルリターンを眺めると3月3日に$15,928.60のリターンとなっていましたが、これは丁度、長期金利の上昇と共にドル高になって行ったタイミングで株価下落に繋がる流れと思われました。
しかし、8年間で2兆ドルに及ぶインフラ整備による景気回復、好景気移行への期待感から株価は上昇し、3月29日には$23,562.12を記録、ドル高を受けて円換算では2,751,743円と過去最高リターンを更新しました。
結局、月末には利益確定売りと原油価格の若干に下落に吊られて下落したエクソン・モービル(XOM)の株価下落に引っ張られて、$22,109.61/2,636,544円のトータルリターンとなりました。
急激なドル高があったとは言え、今月の最低リターンと最高リターンの差は120万円弱もあってかなりの上昇です。
先月まで為替差損だったのが、完全に為替差益に転換しているのも大きいですね。
一方、ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は+45.19%となっており,
先月末から10%の上昇と素晴らしいパフォーマンスを見せています。
インデックス投資が最強であるとの声が上がるのも無理からぬことといった印象ですが、積み立て投資をしていたら高値圏でも買っている可能性もあり、その場合はもう少しパフォーマンスが低下しています。
投資資金が潤沢にあれば、一時に纏めて買って放置すればこうなったという例ですので、個別株を毎月コツコツ買い増すスタイルと比較するのはナンセンスとも言えるかも知れません。
・配当金
今月の配当金受領はマクドナルド(MCD)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、エクソン・モービル(XOM)、ターゲット(TGT)、インターナショナル・ビジネスマシーンズ(IBM)、PFFから配当金を受領しました。
月累計で$380.12、今年累計で$712.75総累計額は$4,987.62となりました。
他にも確定申告の外国税還付金が2万円ちょっとが早々に振り込まれましたので、順調に配当リターンを稼げています。
・3月の売買銘柄
3月はドル急騰の煽りを受けてドル転の指値約定に失敗し、前回のブログ(←リンク張ってます)に
書いていたようにNIO・JNJ・VZ・MCDで最後まで迷いましたが、結局変えずに終えました。
それでも昨日は割り切ってドル転して投資資金を確保してJNJに指値を入れています。
4月の配当金が入ったら値動きを見ながらですがグロース株も買い増し検討します。
・騰落率
騰落率1位は一時軟調であったターゲット(TGT)ですが再び上昇に転じて最高値を更新しつつ堅調な株価で推移しています。
ワースト1位となっているXOMについては原油価格回復に連れ一時は含み損が解消しましたが、原油在庫が予想外に多かったことを嫌気して下落して特定口座枠では含み損、NISA枠ではプラス転換しています。
全体では含み損となっていますが、高配当なので配当を加味したリターンではほぼイーブンですので配当金でのリターンを享受して行きたいと考えています。
・ポートフォリオ
3月末現在のポートフォリオではXOMの下落に対し、出遅れていたKOやIBMの株価が堅調な回復となった他、TGTも最高値を更新する上昇で10%超えとなりました。
コア銘柄群では、やはりJNJが8%割れとなっていますので第1買い増し候補ですので、4月中には買い増しします。
■まとめ
今月のトピックは何といっても米10年債の利回り上昇に伴うドル高で、これまで市場を牽引してきたハイテク銘柄から優良高配当銘柄への転換が挙げられます。
大型インフラ整備による景気浮揚期待やコロナ対策の給付金による金余り状態の維持で、本来は債券利回りが上昇すると下落トレンドになるはずの株式が上昇し強気相場が維持されているのも特徴的ですね。
結果的にドル高・株高の恩恵を最大限に享受して円建てでのリターンは素晴らしいものになっています。
低迷していた原油価格の回復に伴いXOMの株価も堅調に回復していて、OPECプラスでの5月からの減産縮小決定についても原油需要が回復するから減産縮小を行うと市場は判断していることから、XOMの含み損も思っていたより早く回復しそうな状況ですので、年末までにどのようになるか楽しみです。
ではでは。
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