■アッビィ（ABBV）の2021年第1四半期決算発表
マークスです。 週末３０日、アッビィ（ABBV）が2021年第1四半期決算（←リンク張ってます）を発表しました。
内容は良かったです。
純売上高は130.1億ドルで前年同期比50.9%の大幅増となり予想の127.7億ドルを上回りました。
営業利益は41.03億ドルで、前年同期比から13.9%の二桁増益となりました。
当期純利益は35.53億ドルで前年同期比では18.0%の二桁増益となっています。
調整後EPSは$2.95で予想の$2.81を上回り、前年同期の$2.42より好調に伸びています。
ABBVの主な製品収益前年同期比を眺めると、ブロックバスターの米国でのヒュミラの収益は6.9％の増加が見られますが反面、米国を除く売上高は報告ベースで8.3%の減少が見られます。
これはヒュミラの米国外で特許期限が切れによるもので、バイオシミラー薬品が台頭していることが影響しているとされており、この傾向は継続すると推察されます。
米国での特許も2023年に期限切れを迎えると考えられますが、ヒュミラの売上高全体で比較すると圧倒的に米国内での売上高があり、期限切れまでは安定して需要が伸びると推察されます。
また、次期主力製品と期待されているイムブルビカも堅調な経過を示しており、次期ブロックバスターへ期待が持てます。
ABBVの日足チャートを眺めると、好調な決算結果は織り込み済みだったのか発表後に特に急伸することもなく推移していますが、決算発表当日のNＹダウが軟調である中で前日比プラスで取引を終えていますので強気地合いになると上昇する可能性があります。
また、ABBVは通期見通しを引き上げており、通年の調整希薄化後ＥＰＳを$12.32から$12.52としています。
現在の株価$111.50での配当利回りは4.66%と高配当で増配や株価上昇も期待出来ることから、ポートフォリオ占有率を見ながら買い増しを継続したい銘柄です。
ではでは。
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