【ABBV決算発表】マークス、アッビィ(ABBV)の2020年第1四半期決算発表を確認する。

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■アッビィ(ABBV)の2020年第1四半期決算発表

マークスです。

一昨日の1日、アッビィ(ABBV)が2020年第1四半期決算(1~3月)を発表しました。

結果は増収増益の良好な結果でした。

売上高は86億1900万ドルで予想の83億3000万ドルを上回り、前年同期比の10.1%増となりました。

営業利益は36億0300万ドルで、前年同期比の19.7%の大幅増となりました。

純利益は30億0100万ドルで前年同期比の22.6%と大幅増となりました。

調整後EPSは$2.42で予想の$2.25を上回り、希薄化後EPSは$2.02となっています。

コロナ渦中にあって、軒並み不調な企業決算発表が続く中で、ヘルスケアセクターは堅調な結果になっていますね。

原価は$1,942で一般管理費が$1,695、研究開発費(R&D)は$1,379となっていて、製薬関連としては低めに抑えられています。

ABBVと言えば代表的な薬品として、抗リウマチ薬のヒュミラと、難治性慢性リンパ性白血病治療薬のイムブルビカがメジャーどころとなっており、主力のヒュミラの特許が米国以外で切れていることから、業績の先行きが懸念されて、一時株価の低迷を招いていました。

ABBVの主な製品収益前年同期比を眺めると、米国でのヒュミラの収益は13.7%増加しており、米国を除く売上は調整後で12.8%減少しているとされています。

これはヒュミラが米国外で特許期限が切れて、価格の安いジェネリック薬品が台頭していることが影響しています。

米国での特許も2023年に期限切れを迎えますので、それまでに別の主力薬品を開発出来ないと厳しい状況に陥る可能性がありますので、経過観察は続ける必要があります。

一方、次期主力製品と期待されているイムブルビカも前年同期比20.6%と大幅に伸びており、米国での総収入は9億6600万ドルとされています。

しかし、現状ではイムブルビカを含めたその他の薬品を合わせてもヒュミラの半分にも満たない結果ですので、やはり注意が必要ですね。

延び延びになっているアラガンの買収完了が5月中に完了するとされていますので、こちらも合わせて見て行きたいと思います

ABBVの日足チャートを眺めると、先週末のNYダウ下落と同様に株価を下げています。

ただ、50日移動平均線が下値抵抗になりそうですので、直近では$80を切るか切らないかというところでしょうか。

また、ABBVは2020年通年ガイダンスで調整後EPSを$9.61から$9.71に引き上げており、8.1%の成長を実現中としていますので、好調な決算を支えに大きく下落はしないのではないかと考えています。

マークスが保有するABBVの平均購買株価はNISA枠で$81.54、特定口座で$87.89、総平均で$84.6と高値圏での購買となっており、ポートフォリオ占有率は9.48%となっていますので、もし2番底があれば、他銘柄との折り合いをつけながら、買い増しして平均購買株価を下げることをを検討したいと思います。

ではでは。

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