【ABBV21Q2】マークス、アッビィ(ABBV)の2021年第2四半期決算発表を確認する。

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■アッビィ(ABBV)の2021年第2四半期決算発表

昨日のNY市場開場前にアッビィ(ABBV)が2021年第2四半期決算(←リンク張ってます)を発表しました。

内容は良かったです。

純売上高は139.6億ドルで前年同期比33.9%の二桁増となり予想の136.3億ドルを上回りました。

営業利益は44.41億ドルで、前年同期比から490.6%の大幅増益となりました。

当期純利益は7.66億ドルで前年同期の7.38億ドルの赤字から黒字への転換を果たしていますが前期Q1よりは鈍化が見られます。

調整後EPSは$3.11で予想の$3.08を上回り、前年同期の$2.34より好調に伸びています。

ABBVの主な製品収益前年同期比を眺めると、ブロックバスターの米国でのヒュミラの収益は7.1%の増加が見られますが反面、米国を除く売上高は報告ベースで6.0%の減少が見られます。

これはヒュミラの米国外で特許期限が切れによるもので、バイオシミラー薬品が台頭していることが影響しているとされており、この傾向は継続すると推察されますがQ1よりも減少幅が縮小し米国での売上が伸びています。

米国での特許も2023年に期限切れを迎えると考えられますが、ヒュミラの売上高全体で比較すると圧倒的に米国内での売上高があり、期限切れまでは安定して需要が伸びると推察されます。

また、次期主力製品と期待されているイムブルビカも堅調な経過を示しており、次期ブロックバスターへ期待が持てます。

またアラガンとの統合で美顔ポートフォリオでボトックスなどが収益を伸ばしており、投資家から懸念をしめされていたヒュミラ1本での収益体制からの脱却も順調に進んでいますので、安心感のある決算内容となっています。

ABBVは2021年度のガイダンスを上方修正しており、GAAP希薄化後EPSを$7.47~6.14の範囲に引き上げていますので増配や自社株買いによる株主還元も期待出来ます。

ABBVの日足チャートを眺めると、好調な決算から開場前の時間外で株価が大きく上昇していましたが、決算前日から52週高値を更新する株価となっていたこともあり、開場後からは売りが先行して下落しています。

しかし、増配発表や自社株買いでの株価回復は近々で期待出来ますので、もし50日移動平均線を割り込むようであれば、ポートフォリオ占有率を見ながら買い増しを行いたいと考えています。

ではでは。

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