【米国株大幅下落】マークス、米国株大幅下落要因を考える。

投資戦略
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■新型コロナウイルス感染拡大に起因する米国株大幅下落について

マークスです。

昨夜のNYダウは先週末比で$1,030.61(3.56%)安の$27,960.80となる大幅下落で引けました。$1000以上を一日で下げるのは史上3回目となる記録的な下げ幅で2018年2月以来となります。

同様にロンドン市場、香港や中国市場も大幅下落となり久方ぶりに聞く『世界同時株安』ですね。

報道では、新型コロナウイルスの感染者数が韓国やイタリアなどで急増したことで投資家が世界的なパンデミックになりつつあるとの懸念を抱いたためとされていますがTwitterでは『なぜ今さら』と嘆きの声も上がっていますね。マークスは今回の大幅下落は新型コロナウイルス感染拡大の影響だけで1日でこれだけ下げる要因にはなっていないと考えています。

①大幅下落の原因として考えられる要因としては大きく以下の通りと想定しています。新型コロナウイルス感染拡大による経済活動への影響が市場の折り込みより甘く予想より悪い事態であると認識された。

②株価が急落したことでAI取引システムなどのロボット売りが発動し、売りが売りを呼ぶ結果となった。

③同ウイルス感染拡大が3月3日のスーパーチューズデイから始まる本格的な大統領予備選を前に、高値圏で推移する株を売ってキャッシュポジションを取る機会を狙っていた投機筋の売り理由となった。

この3点が複合要素となり特に最近大きく株価を伸ばしていたグロース株などの銘柄を中心に売られたと思います。

この根拠として、上記に挙げた1点目が下落の主要因とするならば、アップルの売上減見通し発表時にもっと大幅に下げていたはずだし、もう一つの根拠として、マークスの主な所有銘柄であるデフェンシブ銘柄は買い場と言えるほど大きく下げていないのです。

但し、この銘柄群は少し遅れて株価下落し、上昇するのもグロース株に比べて遅れることが多いです。

これは株売却で得た資金をゴールドや債券に移すと同時に、一定量の資金がこのような銘柄群に流れ、長期投資家からは押し目買いが入ることによって売り買いが拮抗するからであると考えられます。よって継続して警戒が必要な局面で、言い換えると『ディフェンシブ銘柄の下げはこれから』と想定されるということです。

NYダウの日足チャートを見ると50日移動平行線を大きく割り込んで下落していますね。このチャートを見る限り、200日移動平均線が次の抵抗線となるので$27,223付近まで下落する可能性が高くなります。

次に週足チャートを見てみましょう。

週足チャートで18年末の大幅下落から19年8月の下値を水色の線で結んで伸ばすと線よりも更に下落しています。次に18年末を特別要因として考えて19年6月頃の下値と8月の下値を赤線で結びました。

この赤ラインが200日移動平均線とほぼ平行であるので、直近の値動きとしては、こちらの方がありそうな感じです。$27,500を割り込むくらいでしょうか。

18年2月、1日で$1,000超えになったパターンが、今回も起こるとするならば今夜は更に下落して、$27,223~$27,500付近まで下がると予想されます。昨夜より更に$440~$640程度の下落が想定されるということですね。

投資家心理の更なる悪化が進むと、週足の50日移動平均線を割り込む可能性も否定出来ず、$27,145.51を割り込むと下落は更に進み、200日移動平均線の$23,560付近の抵抗線まで行くかもですが、それは再選を目指すトランプ大統領が最も嫌う状況ですし、景気の軟着陸を望むFRBも緊急的に動くであろうと思われるので、この可能性が実現する事態にはなりにくいと考えます。

■株価大幅下落時に対してのマークスの投資戦略

歴史的な1日$1,000超え下落となったNYダウですが、好調なNYダウを牽引していたアップルやアマゾンの大幅下落が拍車をかけた結果ともなっているのでまだ下落余地を残しています。

昨夜のVIX指数(恐怖指数)は25.03となっていますので、下落幅が大きい割にはまだ低いと思います。事実、18年末から19年年始にかけての大幅下落局面ではVIX指数は30台後半から40台に飛び込む場面もありましたから、投資家が狼狽売りに走り始めるまでにはまだ楽観的であると言えます。楽観的な投資家が今が絶好の買場と考えて押し目買い勢力が台頭したりすると値を戻す可能性も否定はできないので、今夜の株価動向がポイントになりますね。

とはいえ、長期投資家にとっては『買場を逃す恐怖』も存在します。

マークスはこのような局面ではこの恐怖を抑えるため、欲しい銘柄に買い注文を入れます。但し、指値金額はほぼ実現しない『下値を追う価格』でです。

今回はMCDに指値買い注文を入れました。下がる可能性を考慮して株数は少し減らしての発注です。

こうすることで、購買株価を再設定すればいつでも買える安心感と、もし買えて更に株価が下落しても、買い増しして平均購買株単価を下げることが可能となり、この恐怖を低減できるからです。

当然ながら昨夜は刺さっていませんが、発注期間を長めに取っていますので、このまま様子を見ます。

結果的に買えなかったとしても、来月にTGT(ターゲット)の決算やスーパーチューズデイの動向次第で株価が動きますので、購買ターゲットを変更すれば良いだけです。

このような恐怖を抑える手法は人それぞれだと思いますが、マークスには自分で見つけたこの手法がハマっています。

大事なのは自分の冷静さを保つために、どうゆう手法を取るのが良いかを見つけて、それをルールとして決定し、それに従うことだと思います。

著名、偉大と呼ばれる投資家は、総じてこれを確立して成功を収めていますので、『売られすぎ』局面まではガマン、ガマン。『下げたら3日待つ』ルールです。冷静に、冷静に。

ではでは。

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