■2021年7月末のトータルリターン
マークスです。
7月は6月末からの強気な市場センチメントを反映し、中旬までは一貫して上昇していましたが段違いの感染力を持つデルタ株の感染拡大から経済再開が鈍化するのではないかとの懸念が広がり19日に一時900ドルを超える下落を記録し、景気先行指標である原油価格と合わせて下落しました。
これに伴い、リスク回避が強まり米10年債の利回りも低下して(価格は上昇)ドル売り円買いの流れとなってドル円レートは109円台を割り込むまでの流れとなりました。
しかし、それも一時で好調な相次ぐ好調な企業決算発表や良好な経済指標を受けて市場センチメントは改善して、ものの1週間で元の水準に回復。
基本的な強気トレンドを維持したまま月末には最高益を更新するリターンをもたらしてくれました。
・損益状況
損益状況は5か月連続で最高益を更新。
ドル建ての受領配当金を含む利益のピークは$33,009.02と6月に3万ドルを突破したばかりなのに3万3千ドル台に乗せる好調な結果となりました。
その後は高値圏の警戒感から調整売りが入り、$32,499.72で月末を迎えることとなりました。
デルタ株感染拡大懸念からの下落により、最低損益は$29,555.86を記録しましたが、それでも6月末の損益とあまり変わり映えしない損益は『強気の7月』のアノマリーを踏襲した感があります。
しかし、長期金利低下によるドル安の回復は遅く109円台となったことから円建てでは360万円台の留まりました。
ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は為替レートが重しとなり、ドル建て損益程の伸びはありませんが+60.87%と60%を超えてきました。
コロナ暴落のタイミングなどで、ドンと買って放置で大きなリターンが期待できる安心な投資先ですね。
もちろん、積み立てでも時間を味方につけることが出来ればあまり時間を取られたりせずに安定したリターンを得られるということですね。
・配当金
今月の配当金受領はコカ・コーラ(KO)、フィリップモリス・インターナショナル(PM)、PFFから計$199.38の配当金を受領しました。
年累計で$1,703.90、総累計額は$5,978.77となっており,僅かに6千ドルに届きませんでしたが、かなり積みあがってきました。
・7月の売買銘柄
7月はPMを指値$97.60、手数料税込で$98.08で11株をNISA枠を使って買い増ししました。
ポートフォリオや平均購買額で検討するとMCDかJNJ、XOMになるのですが、前者2銘柄は高値圏にある上に配当利回りは高いとは言えないこととXOMはQ3の結果を見てから買い戻しを考えたかったので買い増し候補から除外しました。
PMを選定した理由としては①決算が好調であり②上昇トレンドが継続していることと③前記2つの理由から増配が見込める上に④4%後半の利回りの高配当であり⑤買い増ししてもポートフォリオのバランスが大きく崩れないといった5点を勘案の上、買い増し銘柄として決定しました。
ポートフォリオ占有率に関しては、ターゲット(TGT)がトリプルバガーを達成して尚、株価上昇の勢いが衰えずに圧倒的なパフォーマンスとなっているので、最近買い増しして好調なABBV以外であればどれでも良かったのですが・・。
これは嬉しい悲鳴で贅沢な話ですね。いや、感謝です。
また、グロース銘柄群ではズーム(ZM)を指値$400で利確して手離れしました。
上値が重く、株価上昇があまり期待できないと判断して売却し資金をコア銘柄へ振り向けます。
・騰落率
騰落率1位は、相変わらず史上最高値を更新し続け、トリプルバガー達成し、更に伸びているターゲット(TGT)です。
この銘柄は19日の大幅下落時にも底堅く推移しており保有銘柄の中でも強さ突出しています。
8月18日のQ2決算結果次第で市場期待を上回ることが出来るかが今後の株価を左右することになりそうです。
ワースト1位は引き続きVZとなっており、Q2決算は市場予想を上回る好決算だったのですが株価は下落トレンドから抜け出せていません。
・ポートフォリオ
7月末現在のポートフォリオでは、正に天井知らずの株価上昇を続けるTGTが占有率トップを独走していますので、これに押される形で他の銘柄の占有率が下がっている状況となっています。
XOMについては原油価格下落に合わせて$60を割り込んでいますので、占有率も下がって来ていますが8%を割り込むか、$55を割り込むようであれば買い戻しを検討するかも知れませんがQ3決算までは様子見したいところです。
8月の買い増し銘柄については、ポートフォリオ占有率に大きなバラつきが無いことから、10%未満の占有率の銘柄から配当利回りとそれぞれのRSI値を見ながら検討して行きたいと考えています。
ではでは。
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