【XOM配当維持】マークス、エクソン・モービル(XOM)の設備投資削減による配当維持を考える。

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■新型コロナウイルス感染安定期観測と原油減産協調難航予想

マークスです。

昨夜のNYダウは序盤にコロナ感染者増加に歯止めが掛かりつつある観測から、これを好感して一昨日の上昇の流れを引き継いで上昇し、当日高値$23,617.24を記録した後、OPECプラスの減産協調には米国の協調が外せないとの姿勢から難航するとの予想から、これに起因した原油先物価格の下落につれ、NYダウも反落し$22,653.86と前日比$26.13安とほぼ前日と変わらない状態で取引を終えました。

NYダウ日足チャートを眺めると、開いていた窓を埋めています。明日開催予定のOPECプラスの減産協議結果に左右される公算は大きいものの、新型コロナウイルス感染者数がこのまま平坦化し、頭打ちから減少に転じることとなると、50日移動平均線まで一気呵成に上昇する可能性も高いと考えられます。

昨夜のNYダウ下落観測によりVIX指数は46.70と若干の上昇は見られましたが、大きな悪化も見られません。

やはり直近の株価上昇に転じるカギを握るのは明日9日開催予定のOPECプラスでの減産協調決議となりそうですが、トランプ米大統領は米国の生産者は既に市場状況に応じて減産に転じていると発言し、公式には減産に参加しない考えを示唆していることから、減産合意は困難な見通しです。この週末の利益確定売りも懸念の残るところですが・・。

■エクソン・モービル(XOM)の設備投資削減

さてそんな中、XOMは今年の設備投資予定額を3割削減すると発表しました。主な削減対象は、やはり主要シェールオイル関連資産への投資となっており、削減規模は近年では2番目となる230憶ドルで一部のアナリスト予想を上回るものとなっています。

XOMのホームページ(←リンク張ってます)を確認すると、同社会長兼最高経営責任者であるDarren Woods氏から、「ビジネスプランを支える長期的なファンダメンタルズに変化はなく、人口とエネルギーの需要は増加し、経済は回復します。資本配分の優先順位も変更されていません。私たちの目標は、価値を創出し、配当のための現金を維持し、バランスシートを適切かつ慎重に使用するために、業界に有利なプロジェクトへの投資を継続することです。」と述べられています。

つまり、設備投資費用を削減し減配を行わないことを目標としているとのことです。

ただ、更に読み進めて注意事項を確認すると「エクソンモービルの事業に対するCOVID-19パンデミックの影響と結果は、石油、ガス、石油製品の需要と供給、および石油、ガス、石油製品の価格に影響を与えるその他の市場要因を含む多くの要因によって大幅に異なる可能性があります。」とも記載されていますので、来月1日発表予定の第1四半期決算結果によってはまだ減配リスクは残っていますので、注意が必要ですね。

ホームページでのこの発表を受けて投資家がこれを好感したのか、原油先物が下落したにも関わらず、XOM株価は上昇しました。

XOMに日足チャートを眺めると、上昇トレンドを形成しつつあり、「グランビルの法則」の通則に従う値動きを行うとすると、昨日が2つ目の上昇の山を迎えていますのでOPECプラスの減産協調結果にもよりますが、一旦、少し下落して、2つ目に谷を形成し、3つ目の山を形成するように上昇すると見込めます。

ただ、次の上昇時は50日移動平均線の抵抗線に近付きますので、これをブレイクアウト出来るかどうかが株価回復に向けてのポイントとなります。

このことからも、上昇する株価に吊られて慌てて買い進むことなく、様子を見ながらコツコツ買い増しを続ける方が賢明であると考えれます。

マークスは月1度分の投資額で買い増すのではなく、投資額を抑えた上で時間を分散して買い増しして、平均購買株価を$50を目標にしたいと思います。

ではでは。

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