【NYダウ高騰】マークス、NYダウの大幅上昇を考える。

カーライフ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

■新型コロナウイルス感染拡大鈍化観測によるリスク選好傾向

昨夜のNYダウは、先週末の下落から反発し、$1627.46高の大幅上昇となり、$22,679.99と、22,000ドル台を回復して取引を終えました。

これは各国の新型コロナウイルス感染拡大に鈍化傾向が確認され、トランプ大統領からも感染拡大が頭打ちであって欲しいとの楽観的発言を追い風として投資家のリスク選好傾向が強まったためと考えられます。

VIX指数は50を割り込み45.24と先週末に引き続き下落しています。

しかし、このコロナウイルス感染が陽性となり、自宅で執務を継続していたジョンソン英首相の容態が急変、ICUに移され治療するといった衝撃的な報道や、欧州ではイタリアに次いでスペインが感染爆発に陥り、死者数が減少傾向にあったイタリアも前日から大幅に増加するなど、世界的には依然としてコロナパンデミックが落ち着く状況にはありません。

一方、反発を見せていた原油価格はOPECプラス開催が6日から9日へ延期となったことから反落しており、減産協調合意には米国の参加が必須であるとの見方が強くなっています。

トランプ大統領は減産協調が不調に終わり、原油価格低迷が続く場合は高い関税をかけるとの発言をしていますが、貿易戦争再開を示唆することを中国が警戒することになると、コロナ治療に使用される人工呼吸器の供給を中国に頼っている米国は厳しい立場に立つことになることも予想されます。

米シェール企業にとっても減産による原油価格回復は望ましいと思われますが、米国には意図的に供給を抑えて価格を吊り上げることを防止する反トラスト法への抵触懸念があり、積極的な減産には踏み切れないことからコロナ渦中での経済停止による需要低下を考えると、厳しい状況は当分続くと考えるのが妥当でしょうね。

NYダウの日足チャートを眺めると、大幅上昇を見せた後は、そのローソク足内で数日の調整が見られています。

OPECプラスが9日になっていることを考えると、当日と週末となる10日まではこのローソク足の幅での調整があり、その後、原油減産協調結果とコロナ感染拡大状況を見て、上昇か下落かに大きく振れそうに予想されます。

マークスは上昇であったなら$23,500付近がボーダーラインで、今後の値動きを占うカギになると踏んでいますが、投資家が冷静さを取り戻しつつあり、リスク選好傾向が強まる方向であれば企業決算結果によって銘柄ごとに大きくばらつきが出る可能性も高くなると考えています。

■リスク選好傾向回復下での買い増し銘柄検討

さて、このところの株価回復傾向を受けて、マークスの損益も改善していて、含み損は$2,050ちょっとまで回復しています。先週末は原油価格回復につれ、株価回復傾向にあったエクソン・モービル(XOM)を19株、打診買いしました。この買い増しでNISA枠の平均購買株価は$63.62、全体で$69.34と$70を割りました。

まだ相場価格からの乖離は大きいので、様子をみながら買い増ししていきたいと考えています。

今月の買い増し銘柄候補はコカ・コーラ(KO)かインターナショナル・ビジネスマシーンズ(IBM)を検討しており、一旦はKOで指値発注をかけていましたが、ここにきて株価が急回復の傾向となっており、決算発表予定が28日であることから、若干、株価回復が出遅れ気味のIBMに変更して指値発注しています。

また、IBMはKOに比べると新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けにくいと判断されることも変更根拠となっています。

IBMの日足チャートを眺めると、今月10日頃の窓を昨夜、埋めているのが判ります。NYダウの値動きに近いですが窓埋めが終わっていますので、このまま上昇するのか調整に入るのかはここ数日が分かれ目になりそうです。

マークスは$105.00で月末までの指値発注を掛けていますが、もし上昇すれば50日移動平均線に達するのは早いと考えており、指値が刺さらなければXOMに今月買い増し銘柄を変更するかも知れません。

銘柄選定にはなかなか決定打が見つかりにくい状況ですね。2番底発生懸念の残る中では難しいです。突発的な下落のセイフティーネットだけは張って経過観察を続けます。

【蛇足】マークスの趣味の投資銘柄、フェラーリの生産休止

マークスは趣味の投資銘柄としてフェラーリ株(RACE)を1株ずつ保有銘柄購買残金で買っています。

コロナ発症者の選別まで起きている医療崩壊に直面しているイタリア。フェラーリ本拠地マラネッロ及びモデナにある生産拠点について、4月半ばまでの生産一時停止を決定し社報で同企業内に伝えらえたと報じられました。

これは、労働者健康を最重要課題としながら操業を続けていたものの、製品納入過程での困難が生じており、業務継続が困難となったこととされており、テレワーク業務以外のモータースポーツ事業についても一時停止するとしています。

フェラーリのルイス・カミッレーリCEOは、フェラーリに関わる人々への感謝の気持ちを伝えると共に、困難な状況下でも尋常ではない熱意を持つ従業員を見て、彼らの情熱や企業への愛着こそがフェラーリブランドを卓越させていたと痛感し、従業員たちに敬意を表し、彼らとその家族の健康を守るために今回の決定に至ったと述べています。

コロナショックを受けてRACE株は例外なく大幅下落となっており、直近の高値$177.67から$147.01と下落しています。

スポーツカーが大好きなマークスは、車両を持つことは叶いませんが、せめて株だけでも買って応援し続けたい企業です。また近々、機会を見て1株でも買い増ししたいと思います。

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました