■IBMの2021年第4四半期決算発表
マークスです。
昨夜の米主要3指数はウクライナ情勢の影響を懸念して揃って下落していましたが、引けにかけて持ち直しました。
米国27日に発表される政策金利についてもその利上げペースについて不透明感があることも重しになっています。 さてそんな中、24日市場引け後にIBMの第4四半期の決算発表(←リンク張ってます)がありました。
売上高は予想160.9億に対し167.0億と予想を上回りました。
ソフトウエアやコンサルティング事業の強化に取り組んできた結果が功を奏し好調な結果となっています。
当期純利益は23.32億ドルと前年同期の13.56億ドルから72%の大幅増益となっており、利益率の高い部門への「選択と集中」が奏功しています。
非GAAPベースのEPSは$3.35と予想の$3.30を上回り、前年同期から78%の増収となっています。
バランスシートを眺めると債務は減少傾向が続いていますので、現状の高配当は好業績が継続出来れば期待出来ると考えられます。
IBMの日足チャートを眺めると、決算前のリスク回避や利上げペースに対する不透明感、ウクライナ情勢懸念の台頭から年初から下落トレンドとなっていましたが、予想を上回る好調な決算と「選択と集中」の効果が予想外に早く出たことがサプライズとなり、時間外取引で一時7%高を記録しています。
今月21日には業績の良くないヘルスケア部門の「ワトソンヘルス」の一部を売却すると発表したりと好業績の部門の投資と業績不良部門を切り捨てる動きが大きく出てきています。
何度も期待外れな結果を残すことが定着しているIBMが今度こそ成長トレンドに舵を切れるのか見守りたいと思います。
ただ、源泉徴収ありの特定口座保有であったIBM株がキンドリルの分社化成立と共に一般口座に振り出せれていますので、NISA枠保有分はそのままに一旦は売却して特定口座でエントリーしなおしをしようと考えています。
配当金の確定申告が煩雑化するのを避ける対処ですが、今年は株価が波乱含みになりそうな気配ですので、再エントリーに当たっては値動きを見ながら行いたいと思います。
ではでは。
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