【MCD21Q4】マークス、マクドナルド(MCD)の2021年第4四半期決算発表を確認する。

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■マクドナルド(MCD)の2021年第4四半期決算発表

マークスです。

26日のNYダウは寄り付きから反発し、一時400ドルを超得る上昇を示していましたが、日本時間の早朝に発表されたFOMC声明を受け下落に転じ前日比$130弱の下落で引けました。

昨夜は寄り付きに反発して上昇しましたが引けにかけて小幅なマイナスに転じて、寄り天の相場が続いています。

FOMC声明では経済活動と雇用の指標は引き続き力強さを増しているとしながら、急激にパンデミックからの回復する経済活動再開による需要に供給が追い付かないアンバランスがインフレ率の高止まる一因としています。

経済の先行きについてはオミクロン株の影響が影を落としていると懸念が示され、雇用最大化と長期的なインフレ率2%の達成を目指すとし、フィラデルフィア金利誘導目標を据え置きました。

しかし、堅調な労働市場とインフレ率が2%を大きく上回っていることを背景に近く利上げが正当化されることを示唆しており、テーパリングの終了時期を3月初旬としています。

このように結局は利上げ開始時期と利上げ幅については直接的な言及は避けられているもの、テーパリング終了後に利上げ開始が行われるシナリオを匂わせる声明であることから、タカ派ではあるものの市場との対話は引き続き重視されそうな声明で、明確な方針はやはり3月のFOMCがカギとなりそうです。

ただ市場の反応は利上げ4回は織り込み済みで今回の声明では今年5回の利上げもあるとの一部予想も出るほどのタカ派であるとの見方もあり、今年一杯は不安定な相場となることが予想されます。 さてその翌日の27日市場開場前にマクドナルド(MCD)の21年第4四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。

売上高は60.1億ドルで、予想の60.3億ドルを下回りましたが、前年同期比では13.0%の二桁増となりました。

営業利益は23.97億ドルで前年同期比では12.0%で二桁増益となっています。

当期純利益は16.39億ドルで前年同期比では19.0%とこちらも二桁増収となり好調な結果となっていますが前期Q3からは業績の伸びが鈍化傾向となっています。

これはサプライチェーンがボトルネックとなっており材料価格の上昇や人件費の上昇、コロナ対策費用などに起因した経費が14%の増加となったことが指摘されています。

急激なインフレが企業利益に対して悪影響を及ぼしていることが顕在化していると言えますね。

非GAAPベースの稀薄化後1株当たり純利益(EPS)は$2.23で予想の$2.34を下回りました。

国別の売上高を眺めると米国で7.5%の増加となっており、コンセンサスの6.8%を上回っています。

世界でのトータルは12.3%の増収でコンセンサスの10.5%を上回る好調な結果です。

内容を紐解くと、米国での販売は好調だったもののオミクロン株による感染再拡大で外出制限を再開したオーストラリアや中国での売上高低下が足を引っ張ったとされています。

ただ、世界的な開発ライセンス市場は好調に伸びており14.2%の伸びとなっていますので、ウイズコロナでの経済活動は堅調に推移していると言えます。

MCDの日足チャートを眺めると、年初に株価はピークを付けたのですがFRBのタカ派転換が鮮明になり利上げ懸念が台頭し始めるとじりじりと下落して下値サポートの50日移動平均を割り込んで下落し、今期決算が売上高・利益共に予想を下回ると売られて下げ止まらない株価推移となっています。

しかし、FRBの思惑通りに利上げによってインフレが抑制されることになれば、利益を圧迫している経費増加が抑えられることが予想され、売上高の回復と共に好業績になっていると考えられますので、売られ過ぎを示すRSI値30を下回る現状株価は買い場であると言えます。

現在に下値サポートラインは200日移動平均線の$240付近となりますが、ここまで下がると明らかに売られ過ぎになりますので、この付近で指値して刺さるのを待つのも戦略としてアリかと考えています。

ではでは。

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