・投資の失敗から得た教訓を振り返る。
マークスです。
新型コロナウイルスが猛威を奮っており、この影響から経済活動に支障が出る懸念から、NYダウは6日連続で下落しました。
アナリストからは、市場が過熱気味で高値圏にあったことから、これを売りの口実として利確に走っているだけで、一時的な調整であるとの楽観的に見解もあります。
事実、今日28日の日中は、ダウ先物に反発が見られ、マークスの保有銘柄も8割方が時間外取引株価は終値からプラスになっており、上昇を裏付けるようにドル円の為替レートは円安方向に振れていました。
まあ、寄り付きで上昇しても新型肺炎拡散に対しての具体的な良いニュースは上がっていない以上、先行きの不透明感は高いと思われ、バッドニュース一つでまた下落基調に転じることは十分考えられます。
VIX指数も新型肺炎の報道当初こそ12ポイント台で収まっており、まだ楽観的な感じでしたが、昨日の一時500$を超える大きな下落を受けて、一気に18ポイント台まで上昇しました。
そろそろ市場の反応がきっかけ一つで大きくなる可能性が高くなってくると思いますので、逆張り派には絶好のチャンスになってきます。
ただ、マークスはこのような相場感の時に、『落ちるナイフそ掴みに』行ってやけどをした経験もあるので、失敗を振り返り、改めてそれから得た教訓をしっかり見直したいと思います。
・株価の『下落時は慌てて買わず3日待つ』
マークスは本気で投資に関する情報収集や勉強を2018年3月頃からスタートし、7月から実際に株式投資を始めたのですが、情報を集める中、高配当銘柄の配当再投資の複利効果に着目しました。
この複利効果、雪だるま式に資産が大きくなるという原理なので、投資開始当初にできる限りこの「雪だるまの芯」を早く作ることで、その効果が早期に発揮されるという情報を得ました。
当時、バリバリの若葉マークのマークス。
勉強すればするほど、長期投資における優位性を感じると同時に、その考え方に基づく自分の持てる時間の短さに焦りがありました。
今にして思えば、これが「機会損失」の恐怖であり、「落ちるナイフを掴む」という失敗に繋がることになったのです。
ある銘柄を「これだ!」と思って意気揚々と買ったマークス。当時、その銘柄チャートを見ると52週高値が125$程度で購買直近の株価は90$半ばを行き来していましたが、一気に90$を割り込んだのです。
利回りは5%を超え、連続増配の高配当銘柄であり、これは「絶好の買いのチャンス!」とばかりに多めに資金を投入し飛付いたのですが、数日で株価が急落。慌てて他の銘柄の注文を取り消し、さらに買い増しを行きまいしたが、更に下落し傷口を広げる結果となったのです。
追い打ちを掛けるように、発注取り消しをした銘柄の株価が上昇し、かなり凹んだのを覚えています。
下落の理由は決算結果が思わしくなく、それを嫌気した売りが大きかったのが原因でした。
それからは、狙っている銘柄の決算直前には買わないことを決めましたが、何より下落原因をはっきり掴めないまま、株価下落に焦りを感じて慌てて買ったのが最大の失敗でした。
「3日待つ」というのは、ただ待つのではなく、下落原因を突き止める時間が出来ることを意味し、冷静な判断を行う時間も確保できるということに繋がります。
ポートフォリオを見直し、原因を突き止めることに集中することで株価下落による含み損の増大への恐怖感も低減できますし、3日待てれば更に待つことも出来るようになるのが不思議なものです。
この手痛い失敗を教訓として、昨年1年はポートフォリオの偏りを減らす重要性を強く意識し、自分のリスク許容度の低さを自覚することで、一部の銘柄の下落に振り回されにくくなりました。
こう思えるようになったのは、累積配当金を含む資産額増加に伴って、一銘柄によるポートフォリオへの影響が低くなってきたのも寄与していますが。
・失敗を教訓の糧とする。
マークス「毎月1銘柄を1100$程度買い増しする」ことで、いわゆる「ドルコスト平均法」の投資手法を取るように心がけていますが、この投資資金供給は主に賞与を基とししてます。
投資を始めた当初は、早く雪だるまの芯を大きくしないと自分には時間がないとの、機会損失の恐怖に気付かず、虎の子の賞与を大きく張り込んでしまい失敗しました。情報収集を行う過程でこの失敗例を知識として知っていたのにも関わらず、です。
しかし、実体験として失敗すると、やはり尾を引くものです。
昨年末、下落していた株価がようやく回復し、購入平均株価を上回りましたので利確してポートフォリオ占有率を10%程度に抑えました。株価が下落しポートフォリオの占有率が下がれば買い増しして平均株価を下げれます。
高値圏であるので、下落する可能性は高いであろうと思いますが、貴重な投資待機資金を効率よく使えるように教訓を糧として「3日待つ」ことを鉄則にしていきたいと思います。
ではでは。
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