【VZ】マークス、ベライゾン・コミュニケーションズの19年第4四半期決算を見る。

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・VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)の19年第4四半期(10月1日-12月31日)決算

マークスです。

昨夜30日、VZの決算発表がありました。同時にコカ・コーラ(KO)も発表があったのですが買い増し候補であるベライゾンを記事にします。

いつも通りにSBI証券の決算速報を見てみると「ベライゾンコミュニケーションズの19年第4四半期の純利益は2.6倍」との見出しがありました。結果は以下の通りです。

・売上高 347億7500万ドル

・営業利益 66億3900万ドル

・当期純利益 50億9500万ドル

・1株当たり当期純利益 1.23ドル

前年同期比の数字が少しおかしいと思い今回は記載しませんでした。

次に市場予想との比較を見ると1株当たり利益(EPS)は予想$1.14に対して少し下回り、$1.13でした。売上高は予想346憶2000万$に対し347億7500万$と予想を大きく上回る結果となりました。

EPSが市場予想を若干下回ったせいか、発表直後は株価が下落しましたがNYダウも下げており、その後、新型コロナウイルスに対するWHOの公衆衛生上の緊急事態宣言に渡航制限が含まれていなかったことを市場は好感しNYダウが上昇するとともにVZも値を戻し、結局終値は前日を僅かに割り込むに留まりました。

決算結果が株価値動きに大きく影響することはなさそうです。

・ベライゾン・コミュニケーション(VZ)の戦略と今後について考えてみる。

VZは総合電気通信会社で競合としてAT&T(T)が挙げられます。Tは配当貴族で連続増配記録は35年に及ぶのに対してVZは2005年以来の増配となっており15年程度です。配当利回りはTが6%を超えているのに対してVZは4%超に留まっています。高配当銘柄を好む向きにはTの方に人気が偏るようです。

実はマークスも通信セクターをポートフォリオに組み込む際にどちらにするかをかなり迷いましたが、決定打になったのは、配当性向です。

どちらも比較的高めではあるのですが、AT&Tの方が高く、結果として減配リスクが多少なりとも低いVZに決めた経緯があります。ここ最近のVZの企業取り組みを振り返ってみます。

昨年10月、VZはウォルトディズニー(DIS)が11月から始める新動画サービス「Disney+(ディズニー・プラス)」との提携と販売促進活動を通じて、同サービスが米国内で5000万人の会員が確保できると発表しました。

この規模はこのサービス分野大手ネットフリックス(NFLX)に迫るものとなります。

現段階ではこの顧客獲得数が実現で来ているかは公表されていないようですが、後にDisney+は米国第4四半期で最もダウンロードされたアプリとする発表があったり、ネットフリックスの売上が低下していることを考えると、実現期待が持てると思います。

不況時には節約のために外出を控える消費者が増えるため、動画通信サービスはリセッション発現下で需要が伸びると考えられるためディフェンシブな分野と言えます。

また12月にはアマゾンのクラウドサービス部門がIoTサービスでの優位に立ちたいとの考えから、5Gによる低遅延サービス提供においてVZと提携したことを発表しました。

これによりインターネットゲームやロボット管理、自動運転を可能にさせ、利用者により近い側でデータ処理速度を上げる「エッジコンピューティング」分野のシェアを拡大するのが狙いとのこと。

アナリストによれば、このエッジコンピューティング分野市場規模は2030年までに4兆ドル(≒434兆円)が見込まれるとされています。

あらゆるモノがネットに繋がるこれからのIoT時代には通信の更なる高速化は必須なので需要が大きくなると言えます。

競合となるAT&Tもマイクロソフトと提携するなどしていますが、5GにおいてはVZの方が市場に浸透していますので現状は優位と言えるのではないでしょうか?

マークスのポートフォリオ占有率と配当金を考えると、VZに買い増し注文をかけることになりそうです。MCDは好調な決算を受けて株価高騰しましたしね。

ではでは。

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