■米国株動向について
マークスです。
先週金曜日のNYダウは、その前日よりさらに$227.57下落、$28,386.74となり$29,000を割り込みました。
新型コロナウイルスの感染が中国周辺の韓国・日本にも拡大していることの他、マークイット米PMIが49.6と景気判断の分岐点である50を下回ったことが嫌気いたとされており、先週の米国重要指標である生産者物価指数や住宅着工件数の予想を上回る好結果に水をかける結果となりました。
また、米国10年債利回りが、3カ月物金利を下回る「逆イールド」が発生しており、リセッション入り前に過去起こっていた「景気悪化のシグナル」とも捉えられるので、今後、FRBがどう動くかを注目したいと思います。
NYダウの日足チャートを見ると50日移動平均線は$28,802.96となっています。これを下にブレイクすると大きく下げるかもしれませんが、直近のローソク足では下ヒゲが長い陰線なので週明けは押し目買いが入る可能性が高いと見れます。
■リスクオフ局面でのマークス保有銘柄動向
マークスのポートフォリオ全体では、このNYダウ下落局面で逆に上昇しました。
前日の木曜日から株価が下落したのはXOM(-0.73/-1.22%)、TGT(-1.25/-1.06%)、IBM(-1.38/-0.91%)で、一方、上昇はABBV(+0.73/+0.77%)、WFC(+0.36/+0.76%)、PG(+0.12/+0.09%)、MCD (+0.79/+0.37%)、JNJ(+1.56/+1.05%)、PM(+2.20/+2.52%)、VZ(+0.11/+0.19%)、KO(+0.41/+0.69%)となり、中でもKOは52週高値を更新するなど下落銘柄を上昇銘柄がサポートしています。こうしてみるとリスクオフ時は、やはり景気サイクルの不況局面の銘柄は上昇しますね。
後退局面のエネルギー株XOM、回復局面のハイテク株IBM、好況局面での小売り株TGTは下げています。同じ小売り株のMCDが上げているのは、やはりフランチャイズ収益体質のビジネスモデルが効いているのでしょうね。
リスクオフ場面でも下げにくい銘柄なのでチャートを見ながら買い増ししたいところです。
リセッションの足音が近づいている場面での新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞は、リセッションへの引き金になりかねず、FRBの議事にも懸念材料として明言されていますので来月のスーパーチューズデイ以降の米大統領選の行方と共に経済指標には引き続き注意・警戒が必要とマークスは考えています。
しかし、リセッションになれば優良割安株が増えることを意味しますので、長期投資家にとっては絶好の買い場となります。
明けない夜はありませんし、その後の景気サイクル時の資産増大への加速装置となりますので、不透明な先行きが高い局面では買い増し出来るだけのキャッシュを保持しながら、コツコツと配当を含めた優良銘柄への買い増しを進めて行きたいと考えています。
ではでは。
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