【コロナワクチン】マークス、新型コロナウイルスワクチン開発進捗を考える。

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■米国株式市場状況

マークスです。

昨夜のNYダウは週末の大幅下落から反発し週末比$690.70高の$22,327.48で取引を終えました。

これはジョンソン&ジョンソン(JNJ)が、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン候補の人への臨床実験を9月に開始する予定と発表したことで、これまで売り込まれてきたヘルスケアセクターに買いが入ったことによるものです。

JNJは週末比8%、$9.85高の終値$133.01となり、マークス保有のアッヴィ(ABBV)も3.54%高で引けています。他にも医薬品メーカーのアボット・ラボラトリーズが新型コロナウイルス感染を数分で診断可能とした検査キットの販売承認を食品医薬品局(FDA)から受けたことで6.41%高となっていますね。

このNYダウの上昇を受けて、VIX指数(恐怖指数)は57.08と60を割り込んで改善をみせていますが、米取引所の出来高は≒122憶株となっており、過去20日間の平均は158憶株と流動性は低下していますので、何かの弾みで資金が大きく動くとボラティリティの高い結果に繋がりそうです。

NYダウの日足チャートを眺めると、底を打って反発しているのが確認出来ますが、世界大恐慌の歴史が繰り返されることがあれば、目先は$23,500付近の窓埋めの後に下落する可能性があります。上昇に乗り遅れる恐怖に耐えてコツコツ積み立て投資するのが最適解と思われます。

■ジョンソン&ジョンソン(JNJ)のCOVID-19ワクチン開発

JNJのCOVID-19ワクチン開発について、ホームページ(←リンク張ってます)に、詳細があげられてありました。

ここには、このワクチン有力な主要候補の選定についての発表と共に9月から「臨床試験」を開始する予定とともに、米国厚生省内の生物医学先端研究開発局(BARDA)と10憶ドルの共同出資により、生産能力を10憶本以上を世界中に配布可能なように引き上げることが冒頭に書かれています。以降の内容を要約すると、

COVID-19ワクチンの最初のバッチが2021年初頭に緊急使用認可を受けて利用可能になると予測

・米国内でのワクチン製造能力の確立や他国での生産能力の拡大などで迅速な供給を可能にする。

・緊急のパンデミック使用のために非営利ベースで手頃な価格のワクチンを一般に提供する。

・ワクチン候補は、これまでの前臨床試験で免疫応答を生み出すのに最も有望なものを2種類特定した。

こと等が書かれており、世界中の国家保険当局と協力体制を取って開発にあたっているとされています。

頼もしい限りですが見方を変えると、ワクチン供給は緊急対応を持ってしても来年初頭になり、それまでの経済対策による企業や個人の救済策がどこまで景気の支えになるかが注目されるところです。

JNJの日足チャートを眺めるとローソク足の窓は開いておらず、抵抗線である200日移動に接近していてこれをアウトブレイクすると、2番底が無ければ次の抵抗線50日移動平均線もあっさりブレイクして上昇しそうな感じです。

昨日の高騰でマークス保有のJNJもプラス転換しました。投げ売り状態の2番底発生がない限り、大きく下落する可能性は少ないと考えられます。

加えてバイデン米新大統領誕生がもし実現すれば、バラク・オバマ前大統領が進めてきた「オバマケア」政策の復活もあり得るので、ヘルスケアセクターには追い風になりますので、更なる成長が楽しみな企業ですね。

但し、多数の訴訟案件を抱えてもいますので、あまりポートフォリオに偏りを作るべきではないことも心に止めおきたいところです。あまり株価に振り回されず長期保有することを条件におススメできる銘柄と言えるでしょう。

今月のトータルリターンを明日にでも纏めますが、JNJは現在ポートフォリオ占有率10.33%といいところ。

出遅れている他銘柄との兼ね合いをみつつ、買い増しを続けていきます。

ではでは。

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