【KO決算】マークス、コカ・コーラ(KO)の2020年第1四半期(1月~3月)決算を確認する。

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■NYダウ大幅続落

マークスです。

前日にWTI原油が史上初のマイナス価格となった期近の5月物は、1バレル当たり$10.01と持ち直したものの、6月物もその流れを引き継ぎ、一時1バレル当たり$6台と前日の1/3の価格まで暴落しています。

これを受けてNYダウも大幅な続落となり前日比$631.56安となる$23.,018.88で取引を終えました。

VIX指数(恐怖指数)の日足チャートを眺めると50日移動平均線を上抜けし、上昇トレンドに移ろうとしています。つまり、投資家心理が悪化している傾向でありNYダウは、この不安感の高まりから売り圧力がかかり、下落する可能性が高いことを示唆していると言えますので、原油価格暴落によって引き起こされる2番底発生の可能性も高くなります。

■コカ・コーラ(KO)の2020年第1四半期決算発表

昨日21日、KOが2020年第1四半期(1月1日~3月27日)決算を発表しました。 以前の記事で書いた、KOの業績下方修正発表で感じた懸念よりは悪くはない内容でしたが、昨日の記事でのIBM決算発表と同様に通年見通しは撤回されました。

売上高は86憶0100万ドルで前年同期比1.1%減となっていますが、予想の84.1憶ドルを上回りました。

純利益は27憶7500万ドルで、なんと前年同期比65.4%の大幅増益となりました。

EPSは$0.64、非GAAPでのEPSは$0.51で予想の$0.45を上回る結果となっています。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、営業利益は23憶8000万ドルで前年同期比では2.3%減になりました。

コカ・コーラ(KO)の今回決算についてのプレスリリース(←リンク張ってます)によると、為替レートの逆風と新型コロナウイルス感染拡大による納品先の支払い期間延長の影響により、キャッシュフローが43%減の2億2,900万ドルになっており、直接的には触れていませんが減配懸念を想起させる結果となっています。

KOの日足チャートを眺めると、原油暴落とキャッシュフロー悪化を市場が嫌気したのか、大きく下落しています。

しかし、EPSが予想を上回る結果となっている割には下げ過ぎと思われ比較的割安であると考えられますね。

昨日のロウソク足の形からすると、下げ一服と見れますので自立反発はあるかも知れませんが、依然として50日移動平均線からの乖離も大きく、下落傾向は続きそうであると言えそうです。

今期決算内容では配当金については減配とも増配とも発表されていませんがEPSが増加していることから、目先の減配の可能性は維持されると予想されます。

発表でジェームス・クインシー会長兼CEOは、コロナ渦中でヘルスケアコミュニティへの感謝の言葉と共に、過去にも困難な時代を経験しており、強力なブランド力とボトリングパートナーの強さは市場での競争優位性を保つことが可能で危機の際での最大の強みであるとしています。

また、昨年の好調さを継続し、今年3月にコロナパンデミックが顕在化するまでに中国を除く地域で3%の売上増加を記録したことを挙げており、今回の売上減やキャッシュフロー減は短期的なものであるとして、先行きは楽観視していると述べられ、本日22日に2019年のビジネスおよび持続可能性レポートを発行するとしています。

マークスは先日、IBM株を購入しており、ポートフォリオ占有率と株価下落率を勘案すると、現状として、来月はKOを購入することとなりそうです。$45未満で買えれば将来的には来年あたりには株価上昇が期待できると考えていますが、購入額は一定にして株価に応じて株数を調整します。

ではでは。

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