【PM・XOM】マークス、NYダウと原油価格を確認し、買い増し銘柄を検討する。

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■米感謝祭前のNYダウ

マークスです。

26日のNY市場は感謝祭で休場となっていますが、今週24日にNYダウは史上初となる3万ドルに乗せ、節目を迎えました。

その後、感謝祭前の一昨日25日は調整が入り3万ドルを割り込んで$29,872.47で取引を終えています。

NYダウの日足チャートを眺めると、米大統領選という一大イベントを消化した後の新型コロナへワクチン開発期待の高まりから、経済正常化に向けて先行きの不透明感が薄れたことで窓を開けて高騰し、3万ドルの節目を超えたのですが、感謝祭での休場前であり月末も近いことから利益確定売りが優勢になって下落しています。

本日27日の米国市場は午前中のみの早引きとなっていますが利確売り状況が継続となるのかを見ていきたいと思います。

窓開けがありますので、この調整局面が継続することになると$28,500付近まで下落すると推察されますが、下値抵抗となる50日移動平均線と窓下が接近していることを踏まえると、近々にこのレベルまで下落し、その後は反発するのではないかと考えています。

現状の株価はバブルだと言われてもいますが、RSI値は62.59と高値圏ではあるものの、買われ過ぎには至っていませんので、個別銘柄での買い入れを検討する場合の参考にしたいと考えています。

■原油価格動向

良好なコロナワクチン開発状況が報じられ、経済正常化による原油需要回復期待から、ここのところの原油価格も急騰し、$45前後まで上昇して推移しています。

OPEC会議が来週開かれることを前に、OPECプラスが来年からの減産枠縮小を延期する可能性があることも報じられていることも追い風になっています。

原油価格チャートを眺めると、コロナショック後に回復して以降は$35~40台付近で安定して低迷していましたが、ここにきて急伸していることが見て取れます。 しかし、現状のRSI値は69.72と70付近に達していますので、こちらもNYダウと同様に近々、調整がはいると推察されますが50日移動平均線が200日移動平均線より上になっていることと、長く下向きだったこの2つの移動平均線が上向きになりつつあることからOPECプラスの減産継続が発表され、ワクチンが行き渡るようになれば上昇トレンドになっていくと考えらえます。

■買い増し銘柄の検討

先月は米大統領選という一大イベントと世界的に新型コロナウイルス感染再拡大で保有銘柄の株価も迷走気味だったこともあり、試し買いしていたアップル(AAPL)の売却を行ったのみで買い増しを行いませんでした。

今月に入ってからも買い増し銘柄の動向を見ながら買い増し銘柄を検討していて、フィリップモリス・インターナショナル(PM)を$69.90で指値発注していましたが、発注後の下値は$69.93で僅か3セント届かず反発。その後は他の銘柄と共にスルスルと上昇、買い場を逃してしまい現在に至っています。

ただ、コロナワクチン開発に関する明るいニュースと共に、エネルギーと金融株に資金が流れ込んだ関係で、年内に手放したいと考えているウェールズ・ファーゴ(WFC)を少しずつ損切りしたため、先月と今月の投資準備資金と共にキャッシュが余り気味になっており、NISA枠も40万程残っていますので枠の使い切りを主眼に置いて買い増し銘柄を検討・決定します。

エクソン・モービル(XOM)

まずは、原油の下落トレンドに歯止めが掛かり株価が上昇しつつあるXOMです。

原油価格の長引く低迷のあおりを受けて2四半期連続でボロボロの決算を発表していましたが、設備投資の手控えや大規模なリストラなどで何とか配当を維持しており、最悪だったQ2からはQ3は回復傾向にあったこととポートフォリオ占有率も株価が$40台を回復しても9%前半であること、NISA枠平均購買株価が$60.44と乖離がまだ大きいことを考慮して1つ目の買い増し候補とします。

XOMの日足チャートを眺めると、NYダウと同様にワクチン開発の良好な結果発表を受けて窓を開けて上昇しています。

このタイミングで上値抵抗の50日移動平均線を上抜けして上昇を続け、次の200日移動平均線もブレイクアウトしています。

しかし、50日移動平均線は上向きに転換しているものの200日移動平均線は未だ下向きであることや現状のRSI値が65.93が高めであることから、本来であれば、もう少し安定するまで買い増しを待ちたいところなのですが、来年一杯は配当を維持することを決算発表時にコミットしていたこともあり、NISA枠での国内非課税による現在株価での8.5%の利回りは窓開け部分の調整下落リスクを踏まえても魅力があります。

また、平均購買株価を下げることが出来るメリットを加味すると、下落によるキャピタルゲイン更なる悪化のデメリットをカバーできると考えています。

これらのことから、今夜27日に1年以上ぶりになりますが成り行き発注で買い増しすることとしました。

フィリップモリス・インターナショナル(PM)

さて、前述の通り買い逃してしまったPMですが現在のポートフォリオ占有率は8.34%と低い上、毎月配当のPFFを除くと1月に配当金が支払われるたった1つの保有銘柄であることとNISA枠で購買すると、ほぼ非課税で配当金が受領できるのが最大のメリットであり、現状株価での利回り6.24%は魔力に近い魅力があります。

PMの日足チャートを眺めると、50日移動平均線は200日の上に位置しているものの、共に下向きであり下落トレンドであることが意識されます。

直近では50日移動平均線が下値抵抗になって反発していますが、安定した上昇トレンドに転換するには今暫くの時間が必要であろうと考えられ、指値するのであれば$75.44を狙って発注するのですが配当権利落ちが来月初旬であることを考えると下値を狙うより『そこそこの株価』で買えれば良いと思われます。

現在の株価でのRSI値は55.42と、まさにそこそこの株価水準であることや、第3四半期決算が良好であったことを踏まえ、こちらも今夜、成り行きで発注するとします。

■まとめ

足元ではコロナ第2波、第3波感染拡大が各国から報道されている他、敗北を認めないトランプ米大統領が来年1月20日のバイデン新大統領の就任前にどのような政策を行うかが懸念材料として残っていますが、一方でファイザーやアストラゼネカなどの製薬大手の良好なワクチン効果発表に伴う、経済活動正常化への期待と惜しみなく財源を使用する各国の景気刺激策によるジャブジャブの資金を追い風に強気相場のトレンドは続くと考えらえます。

ただ、あまりにも急激な株価回復・上昇していることもあり、コロナショックでかなりメンタルがやられた経験からなかなかこの波に乗るのも勇気が要りますね。

しかし、大相場の入り口は悲観から始まるとも言われますしバブルであるとの声が大きくなって下落すれば、考えようによっては今が最後のチャンスともなり得ます

結果は過去を振り返らなければ、誰にも判りようがないので、自分の資産状況を冷静に見ながらデメリットも飲み込みつつ、資産形成に励みたいと思います。

ではでは。

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