■2021年8月末のトータルリターン
マークスです。
注目されていたジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演は、結果的にその直近で発表されたFOMC議事要旨から大きく外れることが無かったために、概ね無風状態で消化されました。
ただ、市場で予想されていた年内のテーパリング開始が行われることが更に濃厚となったことから若干のドル安円高と利上げが予想より先になりそうとの思惑からハイテク関連銘柄のボラティリティが上がる場面もありました。
結果、8月中旬頃にピークを付けていたオールド関連銘柄はジャクソンホール公演を控えて軟調に転じ、じり安になりながら8月を終えました。
・損益状況
損益状況は5か月連続での月末締め最高益更新がストップしましたが、ピークでの損益は3万5千ドルをわずかに切る好調なパフォーマンスとなっていました。
その後は前述の通り、ジャクソンホール公演に向けてじり安となって、結局は先月末の含み益を若干下回る$31,769.31で月末を迎えることとなりました。
最高損益は$33,957.27/\3,619,459、最低損益は$31,428.63を記録しましたが、夏枯れ相場のアノマリーの中、一度も3万1千ドルを下回らなかったのは強気相場の継続が示唆されていると考えられます。
ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は堅調に推移して+65.18%と7月末から4%強の伸びと鉄板の高パフォーマンスを発揮しています。
・配当金
今月の配当金受領はプロクター&ギャンブル(PG)、アッビィ(ABBV)、ベライゾン・コミュニケーション(VZ)PFFから計$269.38の配当金を受領しました。
年累計で$1,973.28、総累計額は$6,248.15となっており,かなり積みあがってきました。
・8月の売買銘柄
8月はVZを指値$55.35、手数料税込で$55.62で23株をNISA枠を使って買い増ししました。
株価が軟調に推移していますので、平均購買株価を下げたいのと配当金でキャピタルのマイナスを回収することを優先しました。
・騰落率
騰落率1位はターゲット(TGT)ですがさすがに株価下落に転じてここのところ軟調に推移しています。
代わりに好調に伸び始めているのがフィリップモリス・インターナショナル(PM)で$100台を切らなくなってきており、史上最高値をちょくちょく更新しています。
ABBVも堅調ですが、$120台が壁になっているようで最高値を更新しては110台後半で推移していますので、TGTほどの大化け期待は持てません。
そして、昨夜はFDAから関節炎薬のリンボク(Rinvoq)が死亡に至る深刻な副作用を警告したことで急落し、一時は$106.5まで下落しました。
これについては別記事にしたいと考えていますが、結論から言って直近の21Q2(←リンク張ってます)での売上高割合を見ると現状は大した問題にはならないと考えられます。
ワーストについてはVZが不動ですが、コツコツ買い増ししながら株価の反転時期を待つスタイルとなりそうです。
原油価格の不安定さから、エクソン・モービル(XOM)もマイナス圏に沈んでいますが株価下落に伴って配当利回りが上昇していますので、配当込みではプラス圏であることとリバランスで占有率を下げていますのでこの銘柄についての売買はもうしばらく保留にしようと考えています。
・ポートフォリオ
8月末現在のポートフォリオでは、軟調に転じたTGTがトップをキープしていますが、堅調な伸びを示しているPMとABBVが肉薄しています。
一方、原油価格下落と売却によって占有率を下げているXOMが最小の占有率で8%を切っていますが、前述のように様子見することとしますので、現段階では買い増し候補には上げていません。
9月は株価の推移次第ですが、IBMかJNJ、若しくはマクドナルド(MCD)が買い増し銘柄となりそうです。
保有銘柄の株価は概ね堅調に伸びていますので当面は配当利回りを優先して買い増ししようかと考えています。
ではでは。
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