【トータルリターン】マークス、2022年3月のトータルリターンを確認する。

米国株
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■2022年3月末のトータルリターン

マークスです。

ロシアのウクライナへの侵攻が長引き、世界からの対ロシア経済制裁の影響で原油やウクライナ産の小麦の供給懸念から先進諸国に広がり、世界的に急激なインフレとなっています。

コロナパンデミックによる経済の下支えのために大量に配られたマネーもこのインフレの火種となっていることから、この抑制に長期金利を引き上げる対応を行うなど各国とも金融引き締めを進めています。

こんな中、自国で原油や小麦の生産供給が可能な米国の経済は耐えることが可能であろうと考えれます。

反面、20年以上に渡りデフレ環境に慣れ、労働賃金が上がっていない上、輸出に頼る日本は急激なインフレに耐えることが出来ないため、ゼロ金利の継続を決めています。

これが日米の金利差を生み円安ドル高が一時125円台まで進む結果に繋がっており、この状況は長引く可能性が高いとされています。

・損益状況

3月に入ってからは米国長期金利が概ねの予想通り25bspの利上げが行われましたが、急激なインフレ抑制のために今年中に長期金利を1,85%(185bsp)まで引き上げ、状況により5月には50bspの引き上げもあり得ることを仄めかす発言がパウエルFRB議長からあり、これを予想よりタカ派よりであるとの受け止めた市場は相対的に魅力の薄れるハイテク銘柄を中心に売りに走っていました。

反面、利上げペースが更に早くなるであろう思惑からドルが急伸、円安が進んだことでドル建ての評価額が下がる割に、円建てでは大きく下落せず高配当が株価の支えとなる銘柄が主力となっているポートフォリオのおかげで円建てのリターンは2月末を下回ることなく推移しました。

今月の最低リターンは3月11日の$35,903.51/¥5,097,566ですが、これを底としてリターンは回復し、3月30日には$42,881.85/¥6,568,073と最高益を更新しました。

これもドル高を追い風として600万円の節目を大きく超え、円建てのリターン1か月での差は実に145万もあります。

昨日31日は月末の利確売りに押されて全体に下落しましたが、結局$41,183.33/¥6,465,405の好成績で3月を終えました。

為替レートはここのところ、少しボラティリティに落ち着きが見られますが5月の利上げ幅によっては株価と共に、また大きく動きそうな気配ですね。

長期化するウクライナ問題も不透明感が高いです。

一方、ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は、ドル高の影響をもれなく受け一時単価上昇率は90%を超えてダブルバガーが視野に入っていましたが、このところのボラティリティの落ち着きから株価を反映して88.73%で落ち着いています。

動きは大きいものの、株価が下がる局面ではドル高となるシーソーのような状況になっていますので安定感がありますね。

・配当金

3月は6,9月と共に12月に次いで配当金の多い月です。

受け取りはマクドナルド(MCD)・ジョンソン&ジョンソン(JNJ)・エクソンモービル(XOM)・ターゲット(TGT)・インターナショナルビジネスマシーンズ(IBM)・PFFから計$389.92の配当金を受領し、月累計で$842.28、総累計で$8,420.22となりました。

ドル転しにくいこの環境でドルで支払われる配当金はありがたいですね。

順当にいけば6月中には累計配当金が1万ドルの大台に乗りそうです。

・3月の売買銘柄

3月は2月末に「さすがにドル高は長く続かないであろう」との予想を見事に裏切られて、指値を行ってドル転を図るものの刺さらないまま月末近くにようやく少しドル転出来て2月分と合わせての配当金$720と共に購入銘柄を指値していますが、僅かに届かず買い増し出来ていません。

ドル高環境の中でなるべく配当利回りの高い銘柄を選定しているのですが、5月の利上げ幅によっては株価が大きく下げる可能性もありますので、焦って掴みにいかないように自制しつつタイミングを待ちたいと思います。

・騰落率

早期の利上げペース懸念から配当利回りの低いTGTは軟調な株価が続いていますが、まだダブルバガーを割り込むまでには余裕があり騰落率1位は変わらずに推移していますがVZは更に軟調で配当込みでもマイナスのまま、こちらも騰落率最下位で推移しています。

ただ、円高時に仕込んでいるのでドル高の恩恵を受けて円建てでの損失は小さいことから、特定口座分は一旦売却して再エントリーを狙うのもありかと考えています。

特筆すべきはやはりABBVでここのところの原油下落を反映して株価上昇に歯止めが掛かったXOMやロシアでの販売停止が嫌気されて軟調になったPMを尻目に気を吐く株価の伸びとなっており、課税枠ではダブルバガーに手が届きそうな期待の持てる主力銘柄に台頭しています。

・ポートフォリオ

3月末現在のポートフォリオを眺めると、堅調な株価推移を反映してアッヴィ(ABBV)の占有率が突出しています。

対照的に軟調推移のTGTは9%を割り込んでいますが、同じく9%を割り込んでいるMCDはここのところ復調の兆しが見られていますので、9%台に回復しそうな感じです。

その他の銘柄は気を吐くABBVの伸びの影響で相対的に10%を割り込んでいるだけで堅調に推移していますので、見方を変えると買い時と言える株価にはなっていないと考えられます。

現在、指値発注している銘柄が買えればまた買い増し銘柄を検討して行きたいと思います。

ではでは。

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