【投資家心理】マークス、卵が先かニワトリが先かを考える。

投資戦略
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■株価への反応は市場が先か、ニュースが先か

マークスです。

NYダウは、中国での新型肺炎罹患者の死亡者数増加を受けて新型コロナウイルス感染拡大懸念が再燃し、下落しました。14日午前には感染者が6万人を超え、死亡者は1400人弱まで増加しています。

しかし、12日にはFRBのパウエル議長はこの新型コロナウイルス感染拡大について注視しており、必要であれば景気支援を行う用意があると述べていたことから大きな下落は見られず、依然、高値圏の$29,000台を維持しており、17日にはNY市場が休日で3連休になることから一部の投資家がポジションを取ったと考えられます。

マークスはこのようなニュースにより、株価が上下することに対し市場反応が先なのか、ニュースが先かという疑問を感じていました。

そんな中、情報源としているモトリーフール・ジャパンにブログタイトルの記事があり、ハワード・マークス著『市場サイクルを極める』をなぞるような投資家心理の具体的な動きが書かれていたので、マークスの経験と重ねながらブログに書き留めたいと思います。

この記事では、株価の上昇下・落トレンドが投資手腕の異なるグループを分けて、投資家達がどのような段階を踏んで株の売買を行っているかが書かれており、『市場の方がニュースより先に動く』と結論付け垂れています。

マークスは、なぜ高値掴みや大底での売りを行ってしまうかを改めて考えると同時に『投機』で市場を上回ることが、いかに困難であるかを改めて心に留め、自分には『バイ&ホールド』が最適解であると再確認しました。

記事の抜粋とアレンジを加えたストーリーを見てみましょう。

このトレンドストーリーでは超優秀で少数の投資家群を第1群、機関投資家などを第2群、残りの一般投資家を第3群とします。

まず第1群が相場の小さな変化に気付き買い始めますが、他のグループはこの変化には全く気付きませんが、やがてこの買いを受けて株価が徐々に上昇を始め第2群が買い始めます。

この場面になると上昇チャートが明確になり、第3群が上昇トレンドに気付き、相場の波に乗り遅れまいと買い始め、更なる株価上昇を始め相場過熱を引き起こしますが、この頃には第1,2群は相場から降り始めます。

そして株価が頭を打ち少し下落しますが、まだ市場参入していなかった投資家が、また上昇すると考えて押し目買いいに入り、チャートはいわゆる『ダブルトップ』を形成、頭打ちを感じた投資家が売り始め、また押し目買いが入り、売り買いが拮抗することで値動きが止まります。

投資家は株価下落に不安を感じているものの、まだ行動に出ず様子見をしますが、このタイミングで『いいニュース』が入るか『悪いニュース』が入るかによって、更なる上昇トレンド(強気相場の継続)になるか下落トレンド(弱気相場入り)するかが決まってきます。

記事ではもう少し詳細に投資家心理が書かれていますので気になる方は『卵が先か?ニワトリが先か?投資家心理を読み解く』にリンクを張っていますので、どうぞ。

この時、企業の適正株価かどうかは重要視されていないというのが重要なポイントであるとマークスは考えています。

■マークスの市場参入タイミングについて

では、マークスの市場参入から現在までのNYダウのチャートを見てみます。

マークスは2018年7月中旬から米国株投資に参入しました。当然ながら第3グループの後続組ですね。

米国株投資開始当初、ある資料の中に『出来るだけ大きな額を初期段階で投入する方が後のパフォーマンスが良い』データがあるということを知り、準備した投資資金を投入するのを恐々ながら急いでいました。

チャートを見ると正に第3群の後続組で市場に入っているのが良く解りますね。

買い始めは上昇する株価に喜び、上昇トレンドに乗り遅れまいと一生懸命買い進んでいたのを覚えています。

そして12月初旬のボーナス時は買い始めの株価に戻ったのをチャンスと考え、一気に買い向かって投資資金を使い果たしたところで年末年始の大幅調整局面を迎え、40%程度まで含み損が拡大し、買増す資金もないまま、耐えるだけの辛い日々が続きました。

今にして思えば、良く耐えられたなぁと思いますし、これがいい経験となって少々の下落には動じなくなりました。

19年は時々で50日平均線を下回っているものの、見事に回復し下値を切り上げながら上値が徐々に抑えられている状況で、値動きのレンジが狭まっていますので大きくどちらかに株価が動くのではないかと考えています。

上に弾ければ3万ドルは楽に突破して行くでしょうし、下値は50日平均線が抵抗となりますので2万7000ドルを下抜けするかが注目すべきポイントとなります。

今年は大統領選という大きなイベントがあり、選挙経過発表の度に、売り買い共に大きな材料になりますので注視が必要です。

一方、新型コロナウイルス感染拡大懸念については、多くの投資家が短期的な懸念材料であると理解していると考えれれますので、長期投資家はあまり日々の値動きに惑わされずに調整局面はチャンスと捉えるべきと思います。

マークスは月一ペースの買い増しでポートフリオ構築に徹しようと肝に銘じて『バイ&ホールド』を続けます。

ではでは。

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