【MSFT21Q1】マークス、マイクロソフト(MSFT)の21年第1四半期決算を確認する。

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■昨夜のNYダウ

マークスです。

昨夜のNYダウは続落し前日比$222.19安の$27,463.19で取引を終えました。

今週からの下落要因は、米国での新型コロナウイルス新規感染者が8万3000人余りの増加で過去最悪水準に達した上、追加経済対策の合意が大統領選に間に合わないことも重しとなった他、消費者信頼感指数が予想を下回る結果が発表され、経済先行きに対する市場センチメントが悪化したこととされています。

コロナ感染拡大は欧州でも同様で夜間の外出制限や飲食店の営業時間を大幅に短縮するなど経済活動への不透明感が再び強まっています。

しかし、昨日の値動きを見る限りではコロナ禍でも堅調に推移していた、または逆に追い風になった銘柄は堅調な株価推移を見せており、明暗の分かれる市況だったように感じます。

VIX指数(恐怖指数)は30台前半で推移しており、また暫くは神経質な値動きとなりそうです。

■MSFTの21年第1四半期(7月1日~9月30日)決算結果

決算概要

さてそんな中、MSFTが21年第1四半期決算(←リンク張ってます)を発表しました。

内容は良かったです。

売上高は371.5億ドルで予想の357.6億ドルを大きく上回り前年同期比+12%となりました。

一株当たり純利益は$1.82で予想の$1.54を上回り増収増益と堅調な結果となりました。

また、営業利益は158.8億ドルで前年同期比25%増加、当期純利益は138.9億ドルで同30% 増加と収益率も増加しています。

ナデラCEOは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出規制を受けた在宅勤務の増加インテリジェントクラウドのアジュールやビデオ会議サービスTeams(チームズ)の需要増が追い風になったとの見解を示しています。

セグメント別業績

セグメント別業績を眺めると、生産性とビジネスプロセスの収益は123.2億ドルで、前年同期比の11%増となっており、office365が堅調で商業収益が21%増となる他、クラウドサービスのDynamics 365の収益成長が38%と大幅な伸びを示しておりこのセグメントを牽引しています。

インテリジェントクラウド部門は更に好調で前年同期比20%増とセグメント別での稼ぎ頭となっています。

これはAzureの収益が前年同期比48%増と大きく伸びていることが牽引しているとされています。

一方、パーソナルコンピューティング部門Windowsの収益が5%減となる他、広告収入が10%減となることでXboxコンテンツの30%増を相殺してしまい一桁台の増加に留まっています。

株価推移

MSFTの日足チャートを眺めると、50日移動平均線を挟んで推移していることが見て取れます。

200日移動平均線は安定して右肩上がりであることから、新型コロナウイルス感染拡大が継続する中で良好な決算と相まって安定した上昇を続けると推察されます。

今年3月の暴落時のように、今回の感染拡大の悲観の中で株価が下落することがあれば、買いのチャンスと考えられます。

MSFT21Q1まとめ

ウイズコロナ環境下にあって、それを追い風として業績を伸ばしているMSFTは、その株価上昇に目を奪われてあまり注目されていませんが、今期も増配を行っている連続増配銘柄でもあります。

自社株買いにも積極的な姿勢をみせており、株主還元を怠らない長期投資家にとっても好感が持てる企業です。

アップル(AAPL)と共にハイテク銘柄としては投資妙味のある銘柄と言えるでしょう。

過去10年の財務諸表をAAPLと比較した記事(←リンク張ってます)を参考にしていただければと思います。

タイミングがあれば新規購入を考えて行きたいと考えています。

ではでは。

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