【トータルリターン】マークス、2020年5月のトータルリターンを確認する。

ポートフォリオ
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■今週のNYダウと原油先物推移

マークスです。

メモリアルデーで3連休明けとなったNY市場のダウは、経済活動再開と製薬大手のメルクがワクチン開発の好結果を発表するなどしたことを市場が好感し大幅上昇となって翌日も続伸、2日間で$1,000超えの上昇となりました。

その後、中国が香港に対して「国家安全法」を採決したことに対し、ポンぺオ米国務長官が「香港は既に高度な自治を行えていない」として、米国法の優遇措置を撤回すると発表した他、トランプ米大統領が中国へ強力な制裁を行うと述べたことから、米中対立激化懸念が市場に台頭することになり、NYダウは2日連続で下落、昨夜は取引引き開始からこの流れを引き継いでいましたが、引け前に発表されたトランプ大統領の発言には、中国に対する関税引き上げ等の制裁に関する内容には触れられず、WHOへの拠出金停止に留まり、通商合意撤廃などの強硬策は当面行われないとの安心感から上昇基調に反転しました。

このことから昨夜のNYダウは一時、$25,000台を割り込みそうになりましたが、結局、前日比$17.53安の$25,383.11で取引を終えました。

一方、このところ経済活動再開による原油需要回復期待から上昇傾向にあった原油価格は、米中対立懸念とアナリスト予想を上回る在庫量の発表を受けて下落しましたが、当面は米中通商合意破棄には至らないとすることや減産期待から反発、昨日米国時間の原油先物価格は5%上昇となり5月の月間としては過去最大の上昇となりました。

NYダウの日足チャートを眺めると、50日移動平均線は急上昇するカーブを描いており、200日移動平均線は下降トレンドから水平に戻りつつあります。

RSIの数値は62.03となっており、買われすぎを示す70を下回っていますので、実態経済との乖離は懸念されていますが、まだ上昇余地はあると言えますし、FRBによる市場への無制限のQEの効果や財政による企業支援の効果も影響していると考えられます。

■2020年5月末のトータルリターン

先月末のプラス圏回復から、今月中旬にプラスを消すことはあったものの月末にかけての上昇でキャピタルゲインも回復してきました。

先月は累計配当を若干ですが食いつぶした上でのプラスでしたから、ようやくといった感じです。

損益状況

経済活動再開による株価上昇に支えられ、ドル建ての含み益は$3,957.82、+5.13%となっていますが、なにか現実感がなくて、再び下落してもあまり気にならないのではないかと考えています。

これが『下落に慣れる』ということで、下落局面でも冷静に対処するには必要なメンタルですね。

米中対立激化やコロナショック後の景気回復ペース鈍化懸念、原油減産協調の不調など、予断を許さない状況にある上、米大統領選挙結果によっても大きく経済状況は動きますので、市場動向には十分注意を払って行きたいです。

ベンチマーク用に買っているeMAXISSlim 米国株式(S&P500)は+6.72%となっています。

先月末は+0.99%だったので、1か月で5.72%の急回復で、買い増ししている個別銘柄に対してはアウトパフォームしています。

この結果を見ると、買い増しを続けるよりも、一気に資金投入してそのまま気絶していた方が好結果になると言えますが、そのための資金を貯蓄している期間を考えると、この理論は数字遊びに過ぎないのかも知れないと感じています。

配当金

今月はプロクター&ギャンブル(PG)、アッビィ(ABBV)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、PFFからの配当金の他、フィリップモリス・インターナショナル(PM)から外国税還付配当金を受領しました。

これは、PMが英国籍であることから米国での課税分が還付されているのですが、振込時期が遅くなっているのが何故かは調べられていません。機会をみて問合せしようかと考えています。

月累計配当金は$194.09、総累計配当金受領額は$2,496.45となっており、含み益に繋げています。

5月の買い増し銘柄

今月はコカ・コーラ(KO)を手数料込み$45.02で28株を約定、打診買いでエクソン・モービル(XOM)$42.72×19株を購買し、昨日、同銘柄の$44.50の指値が刺さり、手数料込み$44.72で25株を買い増ししました。原油価格下落のタイミングと月末のドル建て支払い需要剥落によるドル安のタイミングがうまくハマりました。

騰落率

ウェールズ・ファーゴ(WFC)の下落は相変わらずですが、コツコツ買い増ししたXOMは原油価格回復傾向を追い風に騰落率も回復してきています。

来月はボーナス月で投資資金が回復しますので、ポートフォリオ占有率を見ながらXOMとKOを買い増ししたいと考えています。

5月末現在のポートフォリオを眺めて、騰落率を考えると優先的にはKOを買い増ししたいですが、ポートフォリオ占有率を考えると、ターゲット(TGT)かマクドナルド(MCD)が候補となりますが、MCDは高値圏に戻りつつあるので、KOの次はTGTを狙いたいと考えています。

XOM購入は年末のリバランスでの売却を視野に入れながらとなりそうですが、第2四半期決算での減配有無がカギになるかも知れません。

まとめ

経済活動再開の景気回復期待感を市場は既に織り込んで、実態経済との乖離が進んでいるという懸念はあり、本格的に景気がコロナショック前に戻るのは、企業活動や消費者行動が戻ることが前提となることから、やはりコロナワクチン開発が大きなカギで、来年以降になる公算が高いと思われます。

それまでは平均購買株価の引き下げとポートフォリオ占有率のバランスを見ながら配当再投資を行いつつ、保有銘柄の買い増しを続けて資産形成に努めます。

ではでは。

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