【PM21Q1】マークス、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の2021年第1四半期決算を確認する。

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■フィリップモリス・インターナショナル(PM)の21年第1四半期決算発表

マークスです。 20日のNY市場開場後にPMの21年第1四半期決算(←リンク張ってます)がありました。

内容は良かったです。

売上高は75.9億ドルで、前年同期の71.5億ドルに対し6%増で予想の72.7億ドルを上回りました。

営業利益は34.44億ドルで前年同期の27.89億ドルに対し23.5%増と大幅な伸びを示しています。

これは喫煙者の緩やかな減少傾向が継続していることに伴うものですが、紙巻きタバコから加熱式タバコのiQosへの切り替えが反映されているからで、加熱式タバコの利益率の高さが伺えます。

当期純利益は24.18億ドルで前年同期の18.26億ドルを上回り、32.4%の大幅増となっています。

調整済み1株当たり利益(EPS)は$1.57で前年同期比の29.8%大幅増となり、予想の$1.41を上回る結果となっています。

健康志向の高まりからの喫煙人口減少傾向は緩やかですが確実に進んでいます。

しかし、紙巻きたばこ売上高が前年同期比で7.3%減となっているのに対しIQOSは前年同期比29.6%増と堅調に伸びています。

紙巻タバコとIQOSの売上高は7倍ほどの開きがありますが、値上げと利益率の高いIQOSへの切り替えで引き続き利益を上げ続けられると考えられます。

PMは2021年度の見通しを前年Q4での発表から引き揚げており、為替の影響を除いた希薄化後EPSを9~11%の伸びから11~13%と強気の見通しを示しています。

PMの日足チャートを眺めると、前期Q4決算発表後から、若干の調整を織り込みながらでもほぼ一貫して右肩上がりとなっておりQ1決算発表後にも買い優勢で底堅い値動きを見せています。

RSI値が買われ過ぎの70を超えていますので、直近では調整下落はありそうですが、大幅下落は考えにくいです。

PMの加熱式タバコへのビジネスモデルの転換は、減収となりながらも増益となることから喫煙者が緩やかな減少に対応可能であると考えられます。

現状ではなかなか買い増しのタイミングはなさそうですが、来月は「セルインメイ」の5月ですので、値動きを注視していきたいと思います。

ではでは。

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