■TGT2021年第1四半期決算発表
マークスです。
昨夜のNYダウは再び台頭し始めたインフレ懸念から株への売り圧力が強まり3日続落となる前日比$164.62安の$33,896.04と節目の3万4千ドルを割り込んで引けました。
さて、その市場開場前にターゲットの21年第1四半期決算発表(←リンク張ってます)がありました。
内容は20Q4(←リンク張ってます)に続いて売上高・利益共にアナリスト予想を大きく上回る、
驚異的に良好な結果でした。
売上高は242.0億ドルで前年同期比23.3%増となり214.7億ドルの予想を上回りました。
営業利益は23.74億ドルで前年同期比407.3%増と驚異的な大幅増益となりました。
当期純利益は20.97億ドルと前年同期比638.4%増と、何かの間違いではないかと思われるほどの教学的な大幅増益を記録しておりこれは前年同期の7.4倍にも及んでいます。
今期決算の期間は1/31~5/1までとなっていますので、昨年がコロナの影響をいくばくか受けているとはいえ凄まじい増益率です。
この純利益増加を受けてGAAPベースの一株当たり利益は$4.17となり前年同期の$0,56から大幅成長を遂げています。
非GAAPベースEPSは$3.69で前年同期比525.0%増と桁違いの増加を示し、予想の$2.16を大きく上回り、TGTの史上最高記録を前期に続き大きく更新しました。
そもそもが買い物好きで知られる米国民がコロナ禍の外出制限を受けてストレスを溜め続けていた上に好調な株式市場の恩恵や給付金によって金余り状況になっていたので、ワクチン接種が進んで外出規制が緩和、消滅するとその反動が大きくでるのは自明ですね。
TGTは決算発表時、に「顧客は他に消費する選択肢があるにも関わらずターゲットでの買い物をすることを選んでいる」と述べてしっかりと顧客を確保していることを表明しており、今後の成長についても強気の姿勢を示しています。
TGTの日足チャートを眺めると、イエレン財務長官の早期利上げを思わせる発言を受けて株式への売り圧力の流れを受けて下落していたのですが、驚異的な好決算を受けて急騰し、史上最高値を更新しています。
TGTはこのところ決算発表の度に予想を大きく上回る結果を示しており、その都度、株価が一段高をなっていますので、買い増しをしなくても、マークスのポートフォリオで10%を滅多に割り込まない銘柄です。
TGTは今年度も増配を行えば、連続増配記録が50年の『配当王』へと格上げされますが、決算結果を眺めると間違いなく増配を行うだろうと考えられます。
現状ではインカムよりも圧倒的にキャピタルゲインの方が優秀となっていますが、これも大きな魅力ですね。
ではでは。
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