【IBM21Q3】マークス、インターナショナル・ビジネスマシーンズ(IBM)の2021年第3四半期決算を確認する。

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■IBMの2021年第3四半期決算発表

マークスです。

20日市場引け後にIBMの第3四半期の決算発表(←リンク張ってます)がありました。

内容は悪かったです。

売上高は予想177.9億に対し176.2億と予想を下回りました。

クラウド&コグニティブソフトウェア部門、グローバルビジネスサービス部門は好調ですが、スピンオフで設立されるキンドリルが担うグローバルテクノロジーサービスが低調に沈んでいます。

当期純利益は113.0億ドルと前年同期の170.0億ドルより大きく落ち込んでいます。

一株当たり純利益は$2.52と予想通りの結果ですが前年同期から2%の減益となっています。

フリーキャッシュフローはキンドリルの分社化手続き費用が嵩んでいることを加味しても減少幅が大きくなっています。

IBMの売上高全体の1/3を占めるグローバルテクノロジーサービス部門(GTS)は顧客データセンター管理やインフラサービス業務を担う部門ですが低成長であり、この部門を分社化によってキンドリルに移管する計画となっています。

IBMの日足チャートを眺めると、不調な決算発表結果と見通しの不透明感を嫌気されて50日移動平均線まで一気に割り込む急落となりました。

GTS部門の不調についてジム・カバノー最高財務責任者は「想定外ではなく、スピンオフを控えて顧客が再評価のために一時停止した」と説明います。

要は顧客がスピンオフされたキンドリルがどのようなサービスを提供するかを見極めている状況であると説明しているわけですが、株主もこの行方には気になるところですね。

キャシュフローの創出も低下傾向にあるので配当金についても懸念が出始めていますので、今後も注意深く観察していく必要がありそうです。

ではでは。

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