【PM21Q2】マークス、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の2021年第2四半期決算を確認する。

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■フィリップモリス・インターナショナル(PM)の21年第2四半期決算発表

マークスです。 20日のNY市場開場後にPMの21年第2四半期決算(←リンク張ってます)がありました。

内容は良かったです。

売上高は78.4億ドルで、前年同期の66.5億ドルに対し14.2%増となり予想の76.6億ドルを上回りました。

営業利益は31.29億ドルで前年同期の27.31億ドルに対し14.6%増と堅調に2桁の伸びを示しています。

これは喫煙者の緩やかな減少傾向が継続していることに伴うものですが、紙巻きタバコから加熱式タバコのiQosへの切り替えが反映されているからで、加熱式タバコの利益率の高さが伺えます。

当期純利益は21.72億ドルで前年同期の19.47億ドルを上回っています。

調整済み1株当たり利益(EPS)は$1.57で前年同期比の21.7%大幅増となり、予想の$1.54を上回る結果となっています。

健康志向の高まりからの喫煙人口減少傾向は緩やかに進んでいますが、今期を眺めると減少に歯止めがかかり前期よりも喫煙者の減少が緩やかになり、紙巻きたばこ売上高は前年同期比で2.2%減と前期の7.8%減から回復傾向となっています。

また喫煙者のIQOSへの切り替えは順調に進んでいるようで、30.1%増と堅調に売上を伸ばしていることから、引き続き利益を上げ続けられると考えられます。

PMは2021年度の見通しをQ1での発表から引き揚げており、為替の影響を除いた希薄化後EPSをQ1発表時の11~13%の伸びから12~14%と強気の見通しを示しています。

これは前年Q4発表時より3%増の見通しですので、かなりの強気が理解できますね。

PMの日足チャートを眺めると、先日のリスクオフ時に50日移動平均線を割り込んで下落しましたが、コロナワクチン接種進捗率の好転からデルタ株による経済回復鈍化懸念が後退したことを背景に値を戻しています。

今期決算では売上高・利益共に予想を上回る堅調な結果でしたが、配当金の増減はなく1株当たり$1.20を維持されることが発表されていますので、サプライズとしては弱い状況で既に株価に織り込み済みであるように見えます。

今年2月以降に続いていた上昇トレンドは小休止といったところでしょうか。

とは言え、堅調な利益を上げていることから高配当銘柄であり、タイミングを見ながら買い増しして行きたいと考えています。

ではでは。

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