【米政策金利利下げ】マークス、FRBの緊急政策金利利下げと投資戦略を考える。

投資戦略
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■11年5か月ぶりのFRB緊急利下げ

マークスです。

昨夜、連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利を0.5%引き下げ、年1.00 ~1.25%とすることを臨時FOMCで全会一致で決定し発表しました。FRBが年8回開く定例会合以外で利下げを決めたのは、2008年10月以来、11年5カ月ぶりとなります。これはリーマンショック直後に欧州中央銀行と協調して緊急利下げを行って以来となりますから、今回のコロナショックが及ぼす経済への影響懸念の大きさを物語っています。

この発表を受け、NYダウは一時$380高程までへ上昇しましたが、先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による緊急電話会議の共同声明に具体的な措置が盛り込まれなかったことから「失望売り」へ繋がり、前日終値比-785.91ドル安の$25,917.41で引けました。

この株価反落に対し「FRBは市場との対話に失敗した」と報道されたり、トランプ米大統領がTwitterで「さらに金融緩和するべき」と発信するなど、否定的な見解が散見されています。

一方、注目の「スーパーチューズデイ」の経過は執筆時、民主党候補は中道派でありオバマ前大統領の思想を受け継ぐ、ジョー・バイデン氏が優勢と報じられています。

投資家としては、もし、共和党から民主党に政権交代するのであれば、バイデン氏を応援したいと考えている向きが多いのではないでしょうか?こちらについては憶測が多くなるのでここまでにします。

今後の展望として、大統領選挙結果に大きく左右される公算は高いものの、歴史が繰り返されるとするならば、政策利下げを受けて株価は上押し圧力が強まり、「コロナショック」終焉を機会にバブルが発生し、利上げに転じた局面でバブルが弾けてリセッションに至るといった「危険な未来」が待っているかも知れません。

■マークスの投資戦略

さて、現在のNYダウ先物は反発し、前日比$570高となり上昇基調を維持していると報じられ、今夜のNYダウが上昇基調を維持し続けるかは注目したいと思います。

昨日、ドル円レートが¥108を割り込みましたので、円高対策で残していた投資準備資金をドル転しました。

また、乱高下する株価と4年に一度のお祭り騒ぎとなる米大統領選の影に隠れていますが、昨夜、マークス保有銘柄のターゲット(TGT)の19年第4四半期の冴えない決算発表もありましたが、これは別記事で改めて書くことにします。

本日は「セイフティーネット指値発注」以外に平均購買株価を-5.48%と下回っているベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)をNISA枠に初めて組み込むべく成り行き発注しました。

更に、IBMが昨日の終値で平均購買額を-1.78%下回りましたので、こちらも初のNISA枠での発注を行いました。当初、成り行きVZと同じく成り行き発注を考えましたが、時間外取引株価を見ると上昇を見せており、この株価は平均購買株価を上回っているので、昨日終値での発注としました。

いずれも発注額はマークスの通常ルールである「1銘柄1回につき$1,112付近で株数が近いもの」としていますので、ポートフォリオに大きく影響を与えることにはなりません。

昨日終値入力済みでのポートフォリオ占有率はVZが10.03%、IBMが10.21%となっています。

それぞれの昨夜の終値/PER/利回り/ベータ値は、

VZが$55.70/11.98/4.29%/0.45でIBMは$128.90/12.20/4.83%/1.33となっており、この株価であれば割安で高配当であると言えます。

一方、流動性、つまり人気度を表すベータ値がVZは基準となる1.00の半分以下、IBMはこれを上回っているので、VZは成り行きで買っても約定株価に大きく変動はないものの、IBMは変動幅が大きく上昇局面では高く買ってしまう結果となります。これが発注方法を成り行きと指値で分けた理由です。

事実、時間外取引で大きく上昇しそうな気配を見せる中、VZの上昇は緩やかであるのに対しIBMは早いです。

バーゲンセールの暴落局面、『絶好の買い場』と判断している最中、欲しい銘柄を目の前にぶら下げられても、『今は買えなくても良い』という見切りは長期投資家を目指す者として、やはり大切だと考えています。

この節の冒頭で書いた「セイフティーネット指値発注」は今回の暴落局面でマークスが考えた発注方法です。

投資準備資金がある程度無いと出来ない方法ですが、この一週間ほどの最低価格に少しだけ上乗せする価格で、保有銘柄の優先購買順に指値発注するといったもので、不透明感が高く、ともすれば株価の乱高下に振り回されやすい場面で下値で買えない「機会損失」を避けたいといった過度の欲求を抑えるのに効果を発揮しています。

例えこの「セイフティーネット」が発動しても、オーバーシュート気味に株価が下落した場面でしか約定に至らないので、「二番底」の下げがあったとしても、本当の底との株価乖離は少ないことが考えられます。

また、買えなかったとしても投資準備資金が残るので、また月1回ペースに購買速度を戻してコツコツ投資し続けれれば良いだけです。この暴落局面で使う、期間限定のマークスなりの投資方法ということです。

お話は変わりますが、昨日ウェルズ・ファーゴ(WFC)から今月初となる配当金が$8.47振り込まれていました。

保有株数が少ないので少額ですが、買い増しの一助となります。

大きなニュースが続いているので、TGT決算結果と同様、配当金受領状況はまた改めて記事にします。

ではでは。

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